排除の論理が蔓延る社会の危険性に付いて!

労働相談を受けていると、異なる意見を具申しただけで上司に逆らったとみられ、会社の残業代を払わないという方針に逆らっただけでリストラの標的になる例が多く見受けられます。先の衆院選挙では「希望の党」の小池氏が安保法制で踏み絵を踏ませたり、リベラルを排除して避難を浴びました。

自民党はますます右翼が増えています。日本の組織は政党も企業も大学もあらゆる組織で多様性を失いつつあるように思います。人間はなぜ違う考えの人を排除しようとするのでしょうか?組織の活力はその組織が多様性を持ち、矛盾を持っているから活力ある組織となるのです。しかし実際にはそれと逆の事が起きています。

十人十色というのは、人々の育った環境(=階級)が違うので、いろんな考え方や性格の違う人が生まれます。地球上には多様な生物が生存しています。地球環境の多様性が生物の多様性を生みだしたのです。恐竜は陸・海・空に適合し多様化しました。進化論ではこれを「適応放散」といいます。地球に巨大な隕石が落ち、陸と海の恐竜は滅亡しました。しかし恐竜の内「鳥盤目」の恐竜は生き延び鳥類として進化しました。恐竜の鳥類への進化は、多様性が種の保存に成功した例です。

つまり、生物であれ、人間の組織であれ多様性は生存していく上で貴重であるのです。ですから民主主義は少数意見を尊重するのです。批判的意見、批判的な人々が組織の中にいるような民主的組織は組織内の矛盾運動が活力を生み発展します。異なる意見を含みながら議論をし、多数決で決めるのがこの社会のルールなのです。日本人は議論を通して真理に近づくのが苦手な民族です。

ヒトラーのように異なる意見を排除するような組織は暴走を止めることができなくなります。ゴマスリばかり残した日本の有名な大企業が次々違法を隠蔽したり、不正会計を続けて企業にとって重要な信用を失っていることを見ても、その背後に労組を家畜化して企業内の批判勢力を一掃し、多様性を排除した誤りがありました。

議会政党の中に、改憲で侵略戦争ができる国にしようとする政党が増えていることは、背後に海外進出で利潤の大半を稼いでいる企業が増え、海外権益を守ろうとする経済人が増えいることの反映であるとはいえ、右翼的議会一色になる危険を指摘しなければなりません。それを意識した民衆がリベラルの立憲民主党支持へと流れたことは日本人の健全性を示したと言えます。

組織が多様性を失うのは、終わりの始まりと自覚すべきです。右翼一色となった自民党は終わりが近づいているのです。新世紀ユニオンも多様な意見を尊重する民主的組織でありたいと考えています。先の交流会で様々な議論が活発にできた事はよかったと思っています。
プロフィール

m.kadono

Author:m.kadono
一人でも入れる労働組合「新世紀ユニオン」ではリストラ無料相談を行っています。
平日:9:00~18:00
土日祝:12:00~17:00
(土日祝と17:00以降は要予約)
Tel:06-6452-5833
Fax:06-6452-5677

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