FC2ブログ

最近の労働相談の特徴について!


今年も半分が過ぎましたので、最近の労働相談を振り返ってみました。
解雇事案が減少し、パワハラがずいぶん増えています。企業の労務管理がずいぶん乱暴になり、怒鳴りつけたり、いじめたり、権力を見せつける労務管理が増えています。

残業代の不払いや、一方的な違法な賃下げなどブラック企業のようなやり口を競ってやり始めたきらいがあります。こうした傾向は労働者の労働を強制労働のように締め付け、精神的に追い詰められ、うつ病になる人も増えています。

高齢者を定年前に退職に追い込もうとしたり、定年後の雇用延長を拒否する経営者も増えています。退職金を払わずに済まそうと考える経営者も増えています。全体として働きにくい企業が増えているように思います。

昔ながらの配置転換や移動で労働者を退職に追い込む手法もありますが、どちらかというと労働者を怒鳴りつけたり、強権を見せつけるように振る舞う経営者が増えてきたように思います。

非正規労働者が4割に増えて、労働相談ではパート(=短時間労働者)なのか正規雇用なのか、分からない相談者がいたり、キチンと書面で契約書を交付していない例が目立ちます。また就業規則を公布しなかったり、退職勧奨をしているのに退職金規程を開示していないなど隠ぺい体質の会社が目につきます。

大阪はずいぶんブラック企業が増えたなと感じるのです。労働基準法ですらまともに守らない会社が多いのです。それでも労働者が闘わずに泣き寝入りするのは、日々の生活がかかっているからです。日本の労働裁判は懲罰的慰謝料を認めません。ですから弁護士の着手金を考えるとなかなかぺいしないことが影響しています。

裁判所は労働裁判での懲罰的慰謝料導入を考えるべき時だと言うことを知るべきです。今のようにどの事案も全て金銭解決ではなく、パワハラ事案で判決を出して、パワハラの社会的抑止を考えてほしいと思っています。

人手不足でも?下がり続ける実質賃金!

新聞では「人手不足で時給1500円でも求人難」と報じられているのに、新聞のチラシの郵便局のアルバイトは時給が800円ほどです。厚生労働省の4月の実質賃金も3.1%の減少です。4月には賃上げがあったはずなのに実質賃金はマイナスなのですから、日本はまだデフレ(=国民経済の縮小)が続いているようです。

報道によれば基本賃金を示す「所定内給与」は25カ月連続でマイナスになっています。(厚労省毎月勤労統計調査)アメリカ国務省の世界の人身売買をめぐる報告書で、日本の技能実習制度がやり玉に挙げられています。実習生が逃げないようパスポートを取り上げたり、賃金未払いや、法外な家賃を取り上げたりして、低賃金で奴隷労働させられていることが取り上げられています。

諫早干拓地内の農場ではインドネシア人6人を月1万6780円で長時間働かされていたことが新聞で報道されています。外国人の「技能実習生」の約8割が違法な長時間労働をさせられ、残業代も支払われていないことが明らかとなっています。つまり「技能実習生」とは現代日本の奴隷労働なのです。

安倍政権は外国人労働者の活用を進めていますが、先に低賃金の奴隷労働を改めることが求められています。「人手不足」と言ってもそれは労働条件の悪いブラック企業には人が集まらない、というだけであり、求人案内はたくさんあるがほとんど低賃金ばかりです。いわゆる歪んだ「人手不足状態」が出現しています。労働条件が上がってもいいのに賃金が上がらないのは、外国人労働者の悪労働条件が重しの役割を果たしているからです。

日本は女性・外国人は低賃金労働力の代表で、とりわけ外国人「技能実習生制度」は日本の恥とも言える制度になっています。労基法や最低賃金でさえ守られていない現状を早急に改めるべきです。
プロフィール

m.kadono

Author:m.kadono

労働運動の豊富な経験
労働者への誠実な対応
雇用を守るノウハウを確立

加入金は5,000円
組合費は毎月収入の1%
2カ月分の前納

加入方法のページ

一人でも入れる労働組合
「新世紀ユニオン」ではリストラ無料相談を行っています。
平日:10:00~17:30
土日祝:なし
Tel:06-6452-5833
Fax:06-6452-5677
住所:大阪市福島区鷺洲3-9-13坂東ビル3F

地図を表示

!!お気に入りに追加!!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード