三重・伊藤製油(株)の懲戒解雇理由のデタラメ!

Aさんが解雇された理由は多いが、重要と思われる解雇理由は(1)上司をメールで誹謗中傷した。と(2)無断欠勤の2つである。
では上司へのメールとはどのようなメールか一例を紹介する。

{部長は「どんどん値上げを行う」「通告ベースで値上げ」「100万円の利益は簡単に作れる」「100万円の利益を失ったら、200万円取り返さなければいけない」とは仰いつつ、おひとりで1千万円以上の赤字を積み上げられました。「自分の部なので、最後は自分で何とかする」と仰ったため、静観していましたら、結局下期にも御自分で積み上げられた赤字の挽回に向けた行動もされず。中国向け(商品名)は引き続き赤字販売、韓国向け(商品名)は課長が必至の努力で値上げをされた後「標準原価が下がった」「取引先が喜ぶから」と仰い値下げをしようとされ、結局66期末も御自分の赤字は残されたままです。
課長と小職が厳しい環境と、多岐に渡り過ぎる難易度の高い業務を数々遂行しながら、必死に計上した実績も、御自身の赤字で帳消しないしはマイナスとなり、ただむなしく思います。}このような部長へのメールを社長・会長にCCで送ったことが、上司を誹謗中傷したと言うのである。Aさんは部長が出さなくて良い損失を出している事実を会社の上層部は知っておくべきだと考えてメールを送ったのである。背任とも言える行為を通報したら解雇されるなら、この会社は社員の違法行為を野放しにする事になりかねない。Aさんが許せないのはこの後Aさんの人事考課が何故か下げられた事である。誰が赤字を他人のせいにしたか明らです。

4年前のメールが解雇理由になると言うのが理解出来ない。「ネスレ日本事件」の判例(最2小判平18・10・16)は「非違行為があったときに、すぐに懲戒しないで7年もたってから処分することは、その間に処分しなければいけないような客観的事情がなかったのではないかと評価できる」として懲戒解雇を無効にしている。この伊藤製油の懲戒解雇も4年前の事とはいえ同じことが言えるので無効である。

(2)の無断欠勤については診断書の提出が遅れたことが無断欠勤だと言うのであるが、Aさんはキチンと上司に届けており、その記録も証拠提出している。世間には1年間休職しても解雇しない会社も多い、運悪く交通事故と病気で1年に計2カ月ほど休んだことに激怒して、無断欠勤でもないのに無断欠勤と言いたたて懲戒解雇するのも違法である。

会社側も懲戒解雇に無理があると考えたか、その他さまざまな解雇理由を並べた、その一つがAさんが携帯で社用車を撮影した事が「社内の秩序を乱した」としている。伊藤製油のAさんへの不当解雇はどう考えても無理がある。無理があるから一度は白紙撤回したのを、社長が無理押しして懲戒解雇した。それも同じ理由で降格減給の処分をしているのに、あえて違法な2重処分の懲戒解雇を強行したのである。伊藤製油は恥を知るべきである。
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