ビーピー・カストロールを被告とする裁判で重要証拠を提出!

本事案は組合員・サポーター・支持者などの関心が非常に高いので,裁判の現段階を書くことにしました。

原告代理人は3月1日付けで「訴えの変更申立書」を提出した。これはこれまでの被告へのパワハラの慰謝料等の請求に加え、不当解雇に伴う地位確認と未払い賃金の支払いの訴えを付け加えたものである。また同日原告代理人は準備書面(2)を提出し、証拠多数(甲17号証~甲28号証)を提出した。(請求の趣旨はパワハラの慰謝料550万円、8カ月の賃金の未払い約430万円、解雇以降の未払い賃金月約51万円などと、従業員としての地位を確認する訴訟である)。

提出された証拠には録音データ―・反訳文各3、各種メール、原告が夜遅くまで残業して作成した会議資料を証明するもの、業績賞与明細書、O支店長の業務指示を証明する携帯メール写真等が含まれている。
今回提出の証拠の内会社が否定していたAさんが休職からの復帰時のO支店長のパワハラを証明する録音は重要で、O支店長が営業職復帰にあたり就業規則違反の「引き継ぎをしない」等と言っている発言等が含まれている。

提出の証拠は原告準備書面(2)で被告会社ビーピー・カストロールが主張しているパワハラはなかった、という主張とメールや録音の内容が矛盾しており、明らかにパワハラの存在を間接的に裏付けている。とりわけO支店長がAさんの営業職復帰にあたり「引き継ぎをしない」とパワハラを行った証拠の録音は、原告が加害者のO支店長の異動を求め、出勤を見合わせた事を、被告が8カ月の無断欠勤で普通解雇したことを突き崩すものである。パワハラが存在し、加害者の上司がいる職場に復帰すれば、うつ病の再発は避けられない。被告会社には安全配慮義務があるのに「復帰プログラムは行わない」などと無責任なことを表明したのである。

特に2014年4月25日のアパホテル京都のロビーにて被告O氏が原告を「売り上げはどうなってるんだ」と公衆の面前で怒鳴り、罵倒し続けた件では、被告側書面はO支店長が穏やかに指導したところ「被告O氏を睨みつけるような態度を取った」と粉飾している。事実は公衆の場で原告のA氏に恥をかかせるためO支店長が罵倒し続けたのである。この時のパワハラは労災調査の労働基準監督官も注目し、詳しく聞き取り調査した。

原告準備書面(2)はさらに、被告会社におけるパワハラの調査が杜撰であったことを指摘している。例えば原告への調査では、原告が「人事部は被告O氏のパワハラの事実を、隠蔽している」と発言するや突然録音が中止されたこと、監査チームが「傷病賠償保険申請書を2016年6月22日に当局へ提出済みであることを確認しました。」とメールで報告している(甲17号証)が、しかし乙17号証では7月8日付けで提出していると通知している。つまり被告会社の調査なるものは形だけで、極めて杜撰なものであった。

原告準備書面(2)はさらに「被告会社はいかなる事実を認定し、何故パワーハラスメントに当たらないと評価したのか、その過程を明らかにする事」を求めている。また「被告O氏及び被告会社の不法行為責任に対する原告の主張が展開されているがこの部分は長いので、またの機会にしたい。以上報告です。
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