なぜ労働者が会社の言いなりになるのか?

労働相談を受けていると、ある人は書く必要がない退職届を書いてしまい、ある人は「試用期間の終了」という言葉にだまされて退職を受け入れてしまう。またある人は能力がないと言われて「退職勧奨合意書」にサインし印を押します。なぜ労働者は会社の言いなりになるのでしょうか?

ある人は「バカだからだ」と言い、ある人は「労働者は人がいいから」と言います。またある人は法律を知らないからだ」といいます。こうした意見は間違いか、もしくは一面的です。

法律上は労働者と経営者は労働力という商品の「売り買い」の対等の法律関係にあります。しかし労働力商品の特殊性から「売る」という行為は、「一定の時間支配従属の関係の下で働く」と言う行為であるため、この支配従属の関係が思想的弱さ、立場の弱さを意識させ、結果対等の法律関係であるのに、会社の言うことは何でも言いなりになる「奴隷人間」が出来上がります。

労働者は売っているのは「労働力」であり魂・心まで売ってはいない、という矜持を持たねばなりません。そうしないと会社内での立場は労働者の方が弱いのです。それゆえ憲法・労組法は労働者の団結権を保障し、団体交渉権を認めているのです。一個人の立場が弱いから労働者はユニオンに加入して雇用を守ろうとします。団体交渉で実際に雇用を守ったこともあるのです。ところが個人では会社都合の解雇であるのに予告手当すらもらえません。

会社はユニオンが手ごわいので、あくまでも労働者に話し合いを求めごまかそうとしてきます。それゆえユニオンが交渉窓口であることを会社に通告しても、会社は無視し本人と交渉し、解雇の追認を取ろうと画策してきます。これは明らかに不当労働行為です。労働3件の侵害です。ところが労働者が解雇されても「ユニオンと交渉して欲しい」と言えず、会社の奴隷のように言いなりの人がいるのでユニオンは困ります。ここまで来ると「なんでユニオンに加入したか?」さえ理解していないと言うしかありません。
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