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なぜ新世紀ユニオンは闘い方を公開しているのか?

私は若い時、無党派で自然発生的な闘いを経験していました。会社から攻撃を受け、組合からも2年間の活動停止処分を受けて闘わざるを得なかったのです。理論も闘い方も知らず。どのように闘っていいか分かりませんでした。会社から様々な嫌がらせも受けました。だから職場で酷い目に合っている労働者の気持ち・苦しみがが私にはよくわかります。

労働者が不当な扱いに怒っても、それだけではどうしていいか分かりません。闘うには法的な枠組みを理解し、法律の上で正当性がないと仲間=大衆は立ちあがりません。闘いにはどのような手段があるか?労組による大衆闘争もあれば、法廷闘争もあり、調停やあっせん、労働審判による和解もある。これらは何を勝ち取るかによって闘い方も様々あるということです。

闘いの場もいろいろあれば、戦術もいろいろあります。だから闘いの前にどうしても証拠を固める作業が要ります。闘う仲間の骨幹を組織することも必要です。宣伝も必要です。つまり闘いには段階性があるということです。こうした闘い方を新世紀ユニオンはすべて公開しています。これは労働者のリストラに反対する闘いの戦術レベルを上げることが、日本の労働運動を発展させる上で喫緊の課題だと考えたからです。

当初は「ブラック企業に手段を教えることになる」という心配もありました。だが今では企業の後ろで弁護士が違法行為を指導していることが分かってからは、その心配も皆無だということを知りました。ホームページを見ると多くのユニオンが闘い方を隠しています。ノウハウを公開することに恐れを抱いています。私はこうした姿勢が間違いだと考えています。

闘い方を公開することで、問題を抱えている労働者に、自分が直面している問題の性質を知り、闘うか、泣き寝入りするか選択することができます。労働者には自分の問題を闘うか、それとも逃げるか、自分で判断する権利があると私は思っています。個々の局面では逃げることも立派な戦術です。信長も曹操も負けると判断したら戦場から逃げています。「逃げるが勝ち」との言葉があるように負ける闘いはできるだけ避けなければなりません。そのためにも労働者が必要とする法的枠組みの知識を提供することが労働者には非常に重要な事であると考えています。それは自分が若い時に法律も知らず、義憤・怒り・意地だけで無鉄砲な闘いを経験した反省に裏打ちされています。今の若い人たちにこうした苦しさを軽減してもらいたいと考えています。

負ける闘いはできるだけ避けるが、しかし負ける可能性があっても闘わねばならない闘いもある。それならできるだけ闘い方を公開しておけば労働者の助けになる。新世紀ユニオンはこうした視点から闘い方を公開しています。多くの労働者に活用してほしいと願っています。
プロフィール

m.kadono

Author:m.kadono
一人でも入れる労働組合「新世紀ユニオン」ではリストラ無料相談を行っています。
平日:9:00~18:00
土日祝:12:00~17:00
(土日祝と17:00以降は要予約)
Tel:06-6452-5833
Fax:06-6452-5677

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