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ユニオンの戦術について

解雇事案で切り札の証拠があるとき、その証拠が最大限生きる方向に相手を戦術誘導するために団体交渉の場を利用する場合がある。そのような時、私はその狙いをだれにも話さずに団体交渉を進める。

労働組合は大衆路線だからと、細かな戦術まで組合員に説明したり、公開してはいけない。戦術的狙いは指導者だけが認識していてこそ成功する。組合員の中には口が軽いものもいるし、考えが表情に出る者もいる。ゆえに細かな狙いは私は誰にも話さないように進めるようにしている。

中国の兵法家孫子は「静かなること林のごとく」「動かざること山のごとし」と表現し、また「微なるかな、微なるかな、無形に至る。神なるかな、神なるかな、無声に至る。」とも表現している。つまり兵の最上の形は無形であり、それは敵に見えないようにすることなのである。

テレビのコマーシャルで「仕事の見える化」を売りにしている会社がある。私はいま新世紀ユニオンの見えない部分を増やすように心がけている。階級敵が新世紀ユニオンを叩き潰そうとしているときは、なおさら無形・無声に至るように心がけなければならない。

孫子が進撃方向は4路あるが「動かないこともまた動なり」といって、進路が4つあっても動きは5つあるといっているのは、敵にこちらの考えや狙いをわからなくするためである。闘いでこちらの動きが敵にわかるようでは戦術は成功しないのである。ある時は「ダメユニオンを演じ」こちらの狙いを読ませないようにすることが必要な時もある。

つまり労働運動やリストラとの闘いでは、「孫子の兵法」が運用できる分野であることを指導者は認識しておかねばならない。つまり労働組合の組織は大衆路線が重要ではあるが、同時に戦術面では敵に狙いを見えなくする工夫が必要だということである。

つまり戦術が成功するのは指導に従う組合員間の強い信頼関係があって初めて成功する。解雇事案の裁判で、ユニオンの指導に本人が従わない場合はたいがい敗北している。高額の解決金を勝ち取った例は、いずれも戦術(=方針)が堅持された場合であることがそれを示している。

つまりユニオンの方針(=戦術)が堅持され、指導が貫徹されるには、成功するだけの信頼関係が、指導と被指導の間に存在しているからである。これは闘いに臨む兵士と指揮者の関係と同じなのである。ユニオンの中には各党派や、他組織のスパイが潜入している。それは大衆団体ではさけられないことであり、それらを認識しておくことも指導者の重要な役割である。組織内にかく乱者がのさばれば、ユニオン内の信頼関係が崩壊し、組織は破壊されるのである。
# 孫子の兵法 #ユニオンの戦術
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Author:m.kadono

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