FC2ブログ

ユニオンへの相談は退職する前に!

専門職の労働者が、専門外に配置転換を命令させて、「嫌ならやめろ」と社長に言われた。という方の相談を受けましたが、この人は退職届を出した後で電話相談してきました。このように退職した後で「違法ではないか」と相談してくる人が案外多いのです。

退職届を出した後で、これを取り消しを求めてもほとんどは受け入れません。だまして退職届を書かせたなら、それを取り消す(これを心裡留保という)ことは可能ですが、この人の場合は2者択一を迫られて、自分から退職届を出していますので、労働争議にできせんでした。

もともと違法な配置転換であり、本人が配置転換を拒否し、それで解雇されれば争議にできたのですが、すぐにあきらめる人が案外多いのです。闘えば勝利的和解に持ち込めて数百万円で和解できました。

労働者の中には無知から簡単に闘いを放棄する人がいます。労働契約法は第1条で労働契約が合意により成立することを定めています。これを「合意の原則」といいます。専門職を専門外に配置転換することは職歴形成を考えた場合、労働条件の不利益変更であり、それには労働者と使用者の合意が必要です。「嫌なら辞めろ」という言葉に言いなりになるのがおかしいのです。

いわゆる使用者側の退職強要には様々な手口があります。ハラスメントでやめさせる場合もあれば、大幅な違法賃下げで退職に追い込む手口もあります。配置転換は裁判所は広く経営側の業務上の必要性を認めていますが、専門職を専門外に配置転換するのは明かに業務上の必要性もありませんし、相談する前に「嫌なら辞めろ」というのは違法な退職強要です。労働者は不当な要求に屈服し、退職届を自分から出すべきではないのです。

労働者はあらかじめユニオンに加入して雇用を守る手立てを講じておくべきです。日本の法律では企業側と平等な立場で交渉するには労組に加入する以外には方法はないのです。(弁護士を代理人にすることはできるが高額のお金が入ります。)違法な解雇でユニオンに加入して闘い、10か月分~40か月分の解決金を取るか、言いなりになり退職するか、この差はあまりにも大きいのです。

はじめからユニオンに加入しておけば証拠集めが万全になり、勝利的和解になりやすいのです。この相談者にもあらかじめユニオンに加入するよう言いましたが、加入しませんでした。失敗から教訓をくみ取り,対策を立てる。これができない人は失敗を繰り返す人です。
新世紀ユニオン新ホームページ
プロフィール

m.kadono

Author:m.kadono

労働運動の豊富な経験
労働者への誠実な対応
雇用を守るノウハウを確立

加入金は5,000円
組合費は毎月収入の1%
2カ月分の前納

加入方法のページ

一人でも入れる労働組合
「新世紀ユニオン」ではリストラ無料相談を行っています。
平日:10:00~17:30
土日祝:なし
Tel:06-6452-5833
Fax:06-6452-5677
住所:大阪市福島区鷺洲3-9-13坂東ビル3F

地図を表示

リストラ対処方PDF



!!お気に入りに追加!!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード