日本の土下座社会の広がりの意味するもの!

テレビドラマ「半沢直樹」の土下座シーンが話題を呼んだだけではない、テレビの会見で会社幹部が土下座するシーンをよく見かける。昨日のNHKのクローズアップ現代でも、今朝のフジテレビの「特ダネ」でも日本の土下座社会が取り上げられていたので見た人も多いと思います。

一番多いのは取引先や顧客に土下座をする例が多いが、最近では会社幹部が社員に土下座を強要する事も多いらしい。顧客や取引先に土下座をするのは「お詫び」の表現で、相手に溜飲を下げてもらうのであるが、会社幹部が社員にさせる土下座は「お詫び」とはいえない。資本主義制度の下で経済的地位の相違(雇用する者とされる者)がもたらした権力に、弱者が従属・屈服させられるのです。

封建制度の下で、高貴な人への礼の表現であった土下座が、現代の(資本主義の)日本社会でお詫びや、従属・屈服の表現として広がることの根底にあるのは、人格権を尊重しない愚劣な社会の風潮であろう。口頭のお詫びでは、顧客側の「誠意を示せ」というのに対して、土下座をするほかないというのである。会社幹部が仕事のミスを口実にして、社員に土下座させるのは優越感を味わいたいだけであろうと思います。

雇用関係は、法律的には対等の契約関係であるのに、全人格的屈服を迫る経営者が多いのです。従業員を人間として接するのではなく、奉公人のように考えているので、社長が人格権侵害とも言える土下座を強要するのです。いわばこれもパワハラと言えるでしょう。

顧客が店員にいちゃもんをつけて土下座させ、その写真をネットに投稿して強要罪で逮捕された例もあるので、土下座を迫るのは「人格権侵害」と心得た方がいいです。日本の企業社会は従業員の人格権を踏みにじる例が多い事が、土下座社会の広がりとして反映しているように思えるのです
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テーマ:労働問題 - ジャンル:政治・経済

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