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家畜労組について!

日本の労働運動を研究していると、日本の企業内労組の特徴を一口で表現する事の重要性に気付いた。企業内労組ではリストラされた労働者が労働組合に相談に行くと「あなたは解雇されたのでもはや組合員ではありません」と相談にものってくれなかった、との声を労働相談でたくさん聞いた。

レーニンはこうした裏切りの労組幹部を「労働者階級の貴族」と呼んだ。「ブルジョアジーの施し物のために労働者階級と、この階級の上層が堕落させられ、買収され、ブルジョアジーの味方に移った事が、すべての先進国で見られる」とレーニンは述べている。

日本の労働運動は、GHQの「戦後労働改革」に始まる。この改革は労組法で不当労働行為を認めた画期的な内容であった。その狙いとするところは強い労組を保証することで賃上げを促し、戦後の経済復興を促す事、同時に強い労組によって軍国主義を阻止する政治的狙いも込められていた。

日本の財界・経営者は長年労組法の不当労働行為の改悪を企んだが出来なかったので、やむなく労組幹部を飼いならす道を選んだ。この経済的根拠は日本企業の海外進出で莫大な超過利潤が得られた事である。つまり日本企業の経営者は目先の利潤を獲得するために超過利潤の一部で買収して労組の家畜化を進めたのである。

私が、日本の特徴的な企業内労組を「家畜労組」と名付けたのは、労働者を守れない企業内労組の特徴を一言で表現する必要からであった。ところがそれから何年か経ってレーニンが西欧の労働運動をどう見ていたか関心があってレーニン全集を読んでいると、レーニンが西欧の労組を「家畜労組」と呼んでいるのを見つけて驚いた事がある。

誰であれ、研究すれば真理は一つなので同じ結論に行きついたということである。そういう点ではうれしかった事を思い出すのである。
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テーマ:労働問題 - ジャンル:政治・経済

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