限定正社員制度導入の欺瞞的意義づけ?

政府の規制改革会議雇用ワーキング・グループのメンバーのある大学教授が書いた「何故限定正社員の普及が必要なのか?」と題する文章を読んで驚いた。詳しくは2月号ニュースで詳しく書く事にするが、簡単にここでふれる。

限定正社員とは勤務地・職務・労働時間限定で、工場が無くなると解雇可能の正社員の事である。それは設備の更新投資の時にリストラ資金を節約したいという企業側の要請から出てきたものである。
限定正社員だとリストラの時に解雇回避措置が不要になる点に利点があるのである。ところが御用学者はこれをあたかも素晴らしい制度であるかのように説明する。

正社員の「無限定性」が企業の正社員採用を慎重にし、女性の労働参加を妨げ、ハラスメントや過労死やブラック企業を生み出すとまで言う。無限定正社員だと何でも屋になり、能力や技能を身につけにくいと欺瞞する。つまり無限定正社員だと転職を妨げるとまで言うのである。

御用学者と言うのは詭弁の天才だ。企業が利潤追求の為に行う解雇の出来る正社員の事をまるで素晴らしい制度であるかのように粉飾するのである。
この御用学者は言う「正社員になれなかった人が正社員に転換出来る事のメリットを忘れてはいけない」と。

我々が限定正社員制度導入で心配しているのは、正社員の限定正社員への置き換えなのであるが、御用学者は一面しか語らずごまかすのである。
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テーマ:労働問題 - ジャンル:政治・経済

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