春闘の集中回答日を前にもの申す!

資本家(経営者)と労働者は対立面の統一の関係にある。ところが経営者が強欲となり自分の利益だけ追求すると、労働者の所得が減少し個人消費が縮小し、国民経済が縮小再生産のサイクルに陥る。これがデフレであり、現在の日本の経済縮小は資本家階級の強欲の結果なのです。

安倍首相が財界に賃上げを要請しても、経団連が賃上げを容認しても個別経営者は資本の本能として利潤追求するので、春闘の賃上げは安倍らが望んでいるようには上がらないのです。消費税増税分に満たない賃上げではデフレ克服は出来ません。

世界経済はアメリカの金融緩和で新興国から資金の引き上げが始まり、世界同時株安となり再び世界経済の停滞が明らかとなりつつあります。こうした内外の情勢から公共事業一本槍のアベノミクスはその破綻が早くも明らかになりつつあります。

日本経済が活況局面を迎えるには大幅な賃上げが必要であるが、それは強い労働組合の存在なしには不可能なのです。政労使の合意で賃上げが容認されても、個別企業の利潤追求の本能は変わらず従ってアベノミクスは、「藁束が燃え尽きるように」一時的な夢で終わる事になります。

個別企業家に国民経済の事を配慮して賃上げを求めても、それには限界があるということです。労組の家畜化が経済を縮小再生産に追い込んだのであるから皮肉としか言いようがない。日経連を解散しブルジョアジー全体の利益の為の賃上げ相場(=所得政策的賃上げ)を放棄した事の誤りを指摘しなければならない。

よって春闘は微々たる部分的賃上げで終わる事になる。安倍首相は派遣の自由化や裁量労働制の規制緩和や解雇の自由化を進めており、労働条件の傾向的低下も止まる事は無いであろう。消費税増税前の駆け込み需要を景気回復とは言わない。アベノミクスの破綻は明らかだ。

個別企業家に「対立面の統一の関係」を理解させようとしても無理で、だから社会的規制や強い労組が必要なのである。
関連記事

テーマ:労働問題 - ジャンル:政治・経済

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

m.kadono

Author:m.kadono
一人でも入れる労働組合「新世紀ユニオン」ではリストラ無料相談を行っています。
平日:9:00~18:00
土日祝:12:00~17:00
(土日祝と17:00以降は要予約)
Tel:06-6452-5833
Fax:06-6452-5677

!!お気に入りに追加!!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード