ブラック企業との闘い方を研究しなければならない!

現在の安倍政権になっての規制緩和の波は、労働者の非正規化や労働時間の弾力化や「限定正社員」という名の解雇の自由化の進行で労働者の権利が次々奪われている。このことは労働条件の恒常的劣化に表れている。

規制緩和は労働者を管理する側の力を一方的に強化し、労働の奴隷化とも言うべき長時間労働とパワハラが広がっている。正社員の非正規への置き換えが進み、そのための退職強要が大幅な賃下げ降格、さらにはそれらを伴う配置転換、さらには仕事の取り上げ、精神的暴力による退職強要が労働者のうつ病を急増させている。

いま労働者の前にあるのは雇用不安と賃下げと、仕事の取り上げ、職場ぐるみの嫌がらせである。非正規労働者が不当な大幅賃下げに怒り、製品の冷凍食品に農薬を混入させる事件が起きた。彼にはそれ以外の闘い方が見つけられなかったのである。そうした点では、関係の無い人を巻き込んだ事は支持できないが、犯人には同情すべき点がある。批判されるべきはこの冷凍食品の会社であろう。

実際に規制緩和が急速に進む中では、労働者に対する不当なパワハラで鬱病になっても、労災認定に企業が協力するわけもなく、酷い例では職場ぐるみで意地悪をし、労働組合まで抱き込んで休職中の労働者を復職させないように企むのである。もちろん労働基準監督署は労災認定させない為に理不尽極まる認定作業をしているので業務起因性が明らかであるのに、労災認定されるのはごくわずかな件数なのである。

つまり規制緩和の流れの中で、企業の不当な攻撃に労働者が合法的に救済される道は極めて狭まっているのである。当然非合法的個人的反撃は増えることになるであろう。それは資本主義が最初に発展した18世紀のイギリスで「機械の打ちこわし」が起きた事と似ている。

労働相談で、会社や上司に対して報復したい、あいつを殺したい、必殺仕置き人を紹介してくれ、という相談が増えることになる。特に最近は解雇のやり方が詐欺まがいの汚い手口が増えている。悪徳弁護士や社労士が詐欺的な解雇を指導しているからである。新世紀ユニオンはこれまで、こうした被害労働者を説得し、裁判での合法的闘いを提起してきたのである。

特に安倍政権の企む解雇の自由化が法整備されると、新世紀ユニオンのような無党派労組は財政的に維持できないことになる。規制緩和は労働条件を悪化させるので国民経済は個人消費の縮小で、縮小再生産の展望なき負のサイクルへと入りこむことになる。デフレ下で合法的闘いの幅を狭める規制緩和は労働者にも経営者にも良いことではないのである。

労働者と資本家は「対立面の統一の関係にある」。資本家は労働者がいなければ搾取出来ない関係にある。ところが労働者の生活が不可能になるまで野蛮な搾取が進むと「対立面の統一の関係」は敵対的関係に転化する事になる。ブラック企業の増加は、強欲の資本主義が民主主義の外皮を破り、賃金奴隷制度の本質を露わにする現象なのである。

強欲の資本主義が、多くのブラック企業を生み出し、新しい労組=ユニオンを生み出したが、今日本労働運動は規制緩和の中で、闘い方について転機を迎えていると言える。ブラック企業との闘い方を、またパワハラとの闘い方を研究しなければならない。組合員の論議と研究を呼び掛けるものである。
9月28日午後1時~ブラック企業対策研究会を開催します。参加資格組合員・サポーター
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

脱洗脳報道なら副島隆彦の学問道場

世界皇帝 ディヴィッド・ロックフェラー 死亡 地獄へ落ちろ 金星人(-) 毎年8,9,10月が大殺界 広島、長崎への原爆投下を今も謝罪しないアメリカに、反アメリカ感情を今こそ噴出せよ。 アメりカの洗脳広告代理店である電通を使った、テレビ、新聞、週刊誌、ラジオ等の、見事な洗脳に晒され続ける日本人は、自分自身の脳、すなわち思考そのものを点検せよ! 我々はハッ、と気付いて用心し、注意し、警戒すれば騙されることはない。 すべてを疑うべきなのだ!

プロフィール

m.kadono

Author:m.kadono
一人でも入れる労働組合「新世紀ユニオン」ではリストラ無料相談を行っています。
平日:9:00~18:00
土日祝:12:00~17:00
(土日祝と17:00以降は要予約)
Tel:06-6452-5833
Fax:06-6452-5677

!!お気に入りに追加!!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード