労使関係を円満に解決するのは難しい時代だ!

先日このブログで最近の団体交渉の傾向について書いた。労働者にとっても経営側にとっても裁判というのは経済的に負担で、何よりも時間がかかる。できるなら話し合いで解決するのが一番なのだが、最近はそれが難しいのである。

団体交渉ともなれば、互いに立場が違うので口論になりがちで、勢いしこりが生まれる。話し合いが決裂すればユニオンとしては宣伝で世論を味方につけなければならない。会社側にとっては世間に恥をかかされるわけで、これも少なからずしこりが残る。

しかし退職勧奨や退職強要されている労働者は、ただ今まで通り働きたいだけなのだが、会社側は正社員を安上がりな非正規に置き換え利潤を増やそうと考えている訳で、これを如何に穏便に解決するかが難しいのである。

新世紀ユニオンではかって一つの事案で裁判を三回も闘った事がる。解雇に勝訴しても相手が復職を認めず、再び裁判それも勝訴、しかし会社が控訴し高裁で和解した例がある。労動審判で和解しょうとしても、会社が嫌がらせの裁判に持ち込むストカ―のような経営者もいる。

人間というのは感情の動物なのである。話し合いで妥協し和解するのが一番安上がりなのは分かっている。しかし経営者の中にはすぐ感情的になり、メンツにこだわる人が多い、しかも最近は労組の側もたかり・ゆすり的な労組もあり、経営側もそれを恐れてすぐ弁護士を交渉に立てる。

弁護士は裁判に持っていく方がもうかるのですぐ裁判にする傾向が多いのである。そんな訳で穏便に話し合いで解決する工夫がいる。すぐ団体交渉にいくのではなく、ワンクッション置くことも必要な事である。双方にとって利益となる解決の道を冷静に選択できるようにしたいと考えていても、そうなる事が難しい時代なのである。
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