退職した後で団体交渉が出来るか?

昨日、気になる労働相談がありました。年配の男の声で「私は会社のパワハラで病気になり現在休職している。間もなく退職する。退職してから団体交渉が出来ますか。」という質問である。聞くと労災認定はされなかったようです。これに対し私は、休職中に団体交渉をすべきだ。パワハラの慰謝料請求ですか?何を要求するかにもよるが会社に籍が残っている間に交渉を・・・と言い始めると、「弁護士が証拠がない、と言うので」と言います。相談者は「会社を辞めてからにします」と答えて電話を切りました。

労働相談を受けていると時々意味不明の相談があります。精神的につぶれているのでは?と思われる相談も時々あります。この相談がどういう意味があるのかを考えると、どうしても気になるので書いています。この相談者は弁護士と相談したが、パワハラの証拠がなかったようです。証拠がないので「ユニオンで団体交渉をしてもらえ」と言われたようです。

相手がこちらの意見を聞こうともしなかったので、言えなかった事を書きます。パワハラの証人は退職した元社員を探すのが有効です。それからパワハラで病気になり、休職の期限が来れば退職扱いとなります。しかし退職した後でも会社と加害者に慰謝料請求が出来ます。証拠がなければ主治医のカルテを証拠として出せばパワハラの事が書かれているはずです。

相談者がなぜ退職後に団体交渉することにこだわるのか気になりました。裁判の前にユニオンに入り団体交渉を申し入れる事が出来ますが、この場合相手が受け入れるかどうかは不明です。相手が雇用関係の終了を言い立て、パワハラを否定すれば証拠が重要になります。ですから元同僚ですでに退職した人でパワハラを目撃していた人を探す事がカギになります。参考になさってください。
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