実質賃金3年連続減が示すもの!

毎月勤労統計調査によると、2014年に支払われた現金給与総額の月平均は前年比0,8%増の31万6694円だった。物価上昇の伸びを差し引いた実質賃金指数は2,5%減と3年連続で減少した。

このことは安倍首相が財界に要請した賃上げが、実際には物価上昇にも追い付いていないことを示している。労働組合を飼いならし家畜化した結果、日本は実質賃金が連続的に下がる事態になり、個人消費の縮小、消費財生産分野の縮小、生産財生産分野の縮小という風に、デフレの負の連鎖にはまりこんでいる。

労動組合が闘うことで連続的に賃金が上がることで資本主義の成長循環が成り立つのに、おろかにも資本家階級の目先の利益を追い求める強欲から、労組を家畜化し非正規化とリストラで実質賃金が下がり続ける事態を招いている。

冷戦後の「平和の配当」と称した強欲の資本主義が、野蛮な搾取化を招き、先進国全体を「日本病」と言われる「失われた20年」に突入させているのだ。

社会主義体制との競争から、資本主義体制が福祉に力を入れ、富の再分配に配慮していた時代が成長著しく、冷戦が終わり、経済のグローバル化の下で逆に資本主義が立ちいかなくなるのだから皮肉なことである。

ドイツでマルクスの「資本論」が売り切れになった事が示しているように、今日の資本主義の行き詰まりは「資本論」の
観点でなければ解明できない事態なのである。ソ連が崩壊した後で資本主義の終わりの始まりとなった事は、歴史が後退したように見えても実は前進していることを示している。

いま世界中の富の半分近くを1%の富裕層が所有している。独占集中が地球規模で極限まで進み、広範な貧困層のさらなる貧困化が進んでいる。資本主義の制度的疲労は隠しおおせない。経済危機が各地で戦争を生み、戦火が拡大している。新しい世界大戦が歴史を打開する新しい時代が迫っているのかもしれない。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

m.kadono

Author:m.kadono
一人でも入れる労働組合「新世紀ユニオン」ではリストラ無料相談を行っています。
平日:9:00~18:00
土日祝:12:00~17:00
(土日祝と17:00以降は要予約)
Tel:06-6452-5833
Fax:06-6452-5677

!!お気に入りに追加!!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード