闘いから逃げる人が多いことについて!

長年労働相談を受けていると明らかに違法解雇なのに、闘わずに泣き寝入りする人が少なからずいます。先日も組合員になった人が会社の退職勧告を受けて3カ月分の退職一時金で辞めていきました。この人の場合、解雇になるまで頑張れば700万円前後は取れる事案でしたが、本人が退職を選んだのですから仕方ありません。

泣き寝入りする人の考え方は、「裁判等をすると再就職できない」と信じ込まされている場合、また「裁判をしても組合にたくさん取られるのでペイしない」と考えている人もいます。実際に解決金の半分あるいは30%も取る労組もあるそうですが、新世紀ユニオンは10%を拠出して貰うだけです。また弁護士の着手金等(=約35万円)がないという人もいます。この場合は新世紀ユニオンでは労働審判の本人申立を行うことにしています。

裁判・審判で違法解雇を闘うとほとんどが金銭解決になります。この場合の金額は、第一に本人の平均賃金の額、第2に勝利的和解か敗北的和解か、第3に会社の支払い能力、第4に勤続年数で解決金の額が決まることになります。(なを解決金には税金はかかりません)

新世紀ユニオンでは少なくとも10カ月分~15カ月分を目標にし、これに勤続の長さを上積みするように目指します。裁判で和解すると和解条項に双方和解内容は口外しないことが書き込まれます。和解すると解雇や争議はなかったことになるので履歴書には書く必要はありません。裁判を闘った事も無かったことになります。従って裁判を闘った事が再就職の妨げになることは絶対にありません。

裁判に出るのが嫌だから、と言う人もいます。しかし裁判は弁護士に任せていればいいので、嫌なら出席の必要はありません。(但し最後の和解交渉は決断を下す為、本人が出る必要があります。)裁判中の生活費は失業給付の仮受給が受けられます。失業給付が切れた場合はアルバイトが必要になります。

厚労省の発表によると審判・裁判の和解の金額は、あっせんが約15万円、審判110万円、裁判は231万円が解決金の中央値です。新世紀ユニオンはこの1年間に裁判で660万円、950万円、840万円、審判で570万円、50万円(=パートの解雇)、81万円(=残業代裁判など)です。泣き寝入りするとうつ病が長引いたりしますから、闘ってできるだけ多い金額を取るようにした方が本人の精神衛生にも良いようです。

解雇の泣き寝入りは、ブラックな企業経営者を喜ばせるだけであり、できるだけ勇気を奮い起こして闘うようにして下さい。
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一人でも入れる労働組合「新世紀ユニオン」ではリストラ無料相談を行っています。
平日:9:00~18:00
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(土日祝と17:00以降は要予約)
Tel:06-6452-5833
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