希望を失っているのは韓国の若者だけではない!


報道によると、韓国の若者が結婚・出産・家・希望まで諦めないといけない現実の中で、年間2万人近い若者が韓国籍を放棄し海外に移住しているという。2013年から今年7月までに韓国籍を放棄した人は5万2000人以上に上るという。年間1万9000人がアメリカやカナダや中国や日本に移住しているという。

韓国のインターネット上では「ヘル(地獄)朝鮮」という造語がたびたび使われているという。希望を失っているのは韓国の若者だけではない、欧州の若者も多くが仕事がなくて、大学を出て失業者となっている。

日本の若者も例外ではない、日本の若者は多くが非正規であり低賃金で、その日暮らしの不安定な生活に追いやられている。日本の場合は長時間労働が酷く1日15時間も働かされ、残業代も払われないような環境にある。高齢化社会の中で親の介護のために婚期を逸した若者も多い。こうした傾向は世界的な傾向でもある。

社会主義のソ連が崩壊し、先進諸国が革命の心配がなくなったとして強欲の資本主義に転じたことが、雇用の非正規化を生み、野蛮な搾取を強めた決果、労働者への搾取が強まり、長時間労働で生じた余剰労働力がリストラされ、新たに高校や大学を卒業した若者が、バイトやパートや派遣などの安上がりの使い捨て労働力として扱われるようになった。

日本の場合は、韓国の若者のように海外に出る覇気もない。非正規で低賃金の使い捨て労働力として生きる状況では、若者が結婚・出産・家・希望まで諦めないといけない状況に国の違いはない。強欲の資本主義が「総中流」と言われた日本社会を酷い格差社会にしてしまった事を政治家は恥じるべきであろう。

安倍政権が最近労働者派遣法を改悪したことは、若者の非正規雇用からの脱出をますます不可能な状態にした。若者の職業生活を安定したものにしなければ少子化問題の解決はできないであろう。日本の若者も日本の現状に失望して海外に出ていく若者が増えていることを政治家は深刻に捉えるべきであろう。

最近「戦争法」に反対して日本の若者が行動で主張し始めたのは、若者の置かれた状態がそれを促したと言えるであろう。政治家が強欲な資本家の利益のみ追求した結果、若者が結婚・出産・家・希望まで諦めないといけない、その上戦場に追いやられる状況に追いつめられていることを指摘しなければならない。今回の「戦争法」で一番の被害者が自衛隊の若者となるであろう。
強欲の資本主義を見直すべき時に来ている。
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