ハラスメント大国を放置してはいけない!

労働相談を受けているとパワハラで悩んでいる人がいかに多いかを実感する。とくに大学で若手の有能な研究者がパワハラで潰され、アイデアや研究を略奪されている例を多く見ると、この国はどうなるのだろう、と心配になる。

労働者を安上がりにリストラするためにパワハラ(=精神的暴力)が多用されている。労働相談を受けていると青白い沈んだ顔、一目でうつ病と分かる人が増えた。パワハラに耐えて多くの労働者が心療内科を受診しているのを会社に隠している。分かればさらに攻撃が激化すると分かっているからである。

日本はフランスと違って言葉の暴力で心を傷つけても犯罪にはならない。終身雇用制が崩壊して能力主義が職場を競争の場とかえ、上司だけでなく同僚にも油断できない状況が生まれた。能力主義は競争で成果が上がると当初言われたが、日本の現状を見ると能力主義が職場を陰謀と、裏切りと、ハラスメントの悪意の場に変え、成果さえ踏みにじられる事となっている。今や能力主義は企業や大学や組織にとって障害になっている例が多いのである。

大企業では、能力の無い人であればあるほど出世し、上にいくほど、その地位にふさわしくない人が座るようになっている。日本企業が韓国や中国の企業の後塵を拝するようになった背景は、組織の上にいくほど、能力主義が実際にはツテや人脈で出世する無能主義によって、人はいるのに人材が枯渇している事がある。バカな上司に忠実な「社畜」と呼ばれる愚劣な社員ばかり残していけば、その企業は偽装や不正経理で腐っていくことになる。

最近の日本の大企業の体たらくは、東芝・東洋ゴム・旭化成・三井不動産など有名企業の違法行為が示している。経営者は組織の劣化の原因がパワハラを放置していることだと気づくべきである。能力主義が実は無能主義になっていないか点検すべきだろう。能力ある社員がパワハラで次々潰され、追い出されていることを放置してはいけない。

職場から、パワハラで追い出されつつある人は絶対に泣き寝入りしてはいけない。闘って無能な企業に反省させなくてはいけないのである。
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どうにもならないでしょうな

大学をはじめ、大企業もどこも
かしこも劣化しつくし、
ある意味では焦土化するしか
ないでしょう。

司法もハラスメントや不正の加害者
と加担者を守るだけで、
被害者救済はしない。

司法は大学や企業側を守るだけで
責任など問わず、その結果
不正やハラスメントは
やり得がまかり通っている。

日本の大学(東大、京大など)の
世界ランクは落ち、日本から発表
される論文の質も量も劣化し、企業
のレベルもさがり続けているが、
組織の上層部は自己保身と逃げ切り
しか考えていない。

どうにもならないでしょうな。
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