株式会社フーマワタナベの違法解雇について!

食品加工機械及び厨房品の販売を業とする株式会社フーマワタナベの大阪営業所で働くHさん(=男性)は、営業成績がトップか2位の優秀な営業マンであった。

Hさんが解雇されたのは、社長との面談で「言いたいことを言え」と発言を促されたので、夜9時まで働く現状があったのに残業代が支払われていないこと、同時に就業規則の開示を求めたことが原因であった。労働者が労働基準法上の権利を主張したことを嫌悪しておこなった懲戒解雇なのである。

会社側の表向きの解雇理由は(1)会社のETCカードを会社の車で帰宅する時使用したこと、(2)タイムカードの打刻漏れに気づき記入したところに所属長の認め印が必用であったが、不在であったため机の上の認め印を使用し(後で承諾を得るつもりで)たこと、(3)その他業務上の注意を促した事項についても改善の余地が認められない、事の3点であった。

解雇理由証明書については販売先会社のパート従業員に傲慢な態度で応対したことが付け加えられていた。(1)については会社のETCカード使用規則を見せてくれるよう求めたが開示されなかった、がHさんは言われるとおり始末書を書いた。(2)についても認め印を勝手に付いたのは事実であったので謝罪し、始末書を書いて終わったことであった。(3)については心当たりがなかった。

こうした表向きの理由で、Hさんは諭旨退職処分になり、退職届を書け、書かないと懲戒解雇する、との懲戒処分通知を受け、退職届を書かなかったので懲戒解雇処分となった。処分理由の(1)(2)は既にずいぶん以前に始末書の処分で決着していたもので、2重処分と言えるし、懲戒解雇の相当性を欠き無効である。(3)についても解雇理由は存在しない。Hさんへの本当の解雇理由は彼が就業規則の開示を求めたこと、と残業代の支払いを社長に求めたことが理由である。

既に大阪地裁に労働契約上の地位確認請求事件の訴状が提出され、被告の株式会社フーマワタナベ側の答弁書が提出された。答弁書の内容はわずか2ページで、全面的に争う内容となっている。被告の株式会社フーマワタナベ側はこのままでは敗訴が確実なので(3)のその他の理由として様々なでっち上げに時間を要していることが予想される。

なお残業代の請求については労働基準監督署の指導で妥協し和解し支払われた。普通まともな経営者なら成績優秀な営業マンを不当に解雇などしない。この解雇はフーマワタナベの社長の愚劣さを示している。Hさんにとっては、残業代の事がトラの尾を踏んだとしか言いようがない。
新世紀ユニオンは残業代も支払ったので、会社側がHさんへの解雇の撤回もあるかと考え、この事案については公表しなかった。しかし今回被告が答弁書で全面的に争う姿勢を示したのを受け、労働争議の宣伝戦を開始することとした。

第1回裁判期日は12月24日午前10時15分から大阪地裁で行われる。
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アホ会社

この会社はブラックの典型だね。
第二第三の被害者を出さないようにするため、担当弁護士には尽力して頂きたい。今回の事は労働者のためにも世間に公表すべきである。

フーマワタナベの社長は汚いいね!

 面談で「何でも言え」と言うから言ったのに懲戒解雇はルール違反です。
 それでは北朝鮮の「バカ刈り上げ将軍」と同じレベルです。
 いちいち発言で懲戒解雇したり、殺していては誰も、何も言わなくなります。
 それでは、社員を強権でモノも言えなくするので、当然社員の知恵も利用できなくなります。
 アホ社長の典型ですね。
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