会社の始末書提出命令についての対応!

私は昔、定時制高校を卒業後四国から尼崎に出てきて3交代で働いていました。2年ほどして青年婦人部長になり、職場で身体障害の青年が解雇されたことで、寮で課長と解雇の撤回を求めて話し合いました。翌日「脅迫監禁事件」がでっち上げられ、4人の青年婦人部役員に対し始末書提出の処分が下されました、2人が始末書を書き2人が拒否しました。私がこの始末書を拒否したことが労働運動を一生の仕事とするきっかけとなった事件でした。

たとえ就業規則に始末書の処分が書かれていても、始末書の提出は個人の良心の自由にかかわる問題であり、会社が下書きを持ってきて事実でもないことで書くべきではない、というのが私の考えです。この考えは今も変わっていません。結局この事件で私は組合から青年婦人部長を解任され組合員権を何年も停止され、会社からは酷い賃金査定を受け続けました。

しかし、現在では組合員から仕事上での失敗の話を聞いて、始末書の文案を考えて提出をすることがよくあります。つまり始末書の提出はケースごとに判断すべき問題です。会社が労働者を精神的に屈服させようとし、たとえ始末書を提出しても攻撃が続くと分かっているときは、事実でもないことで始末書を書くべきではありません。

最近ユニオンの組合員が始末書を提出しなかった理由で懲戒解雇されました。この組合員の場合社長が何が何でも解雇する腹を固めており、書いたら書いたで精神的に屈服させ、新たに難癖を付け解雇してくることが分かっていました。しかし始末書の未提出は、たとえそれが就業規則や業務命令に違反するにしても、始末書の未提出自体が解雇に値するほど悪いことではなく、その程度は軽微なものと考えられます。

つまり「始末書を書かなかった、反省していない」と言って懲戒解雇することは出来ないのです。しかし仕事でミスをしたときはキチンと顛末書を書いて反省することも必要なことです。しかし悪いことをしていないのに強引に会社が力で屈服を迫るときは断固拒否して闘うことも必要なことです。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

m.kadono

Author:m.kadono
一人でも入れる労働組合「新世紀ユニオン」ではリストラ無料相談を行っています。
平日:9:00~18:00
土日祝:12:00~17:00
(土日祝と17:00以降は要予約)
Tel:06-6452-5833
Fax:06-6452-5677

!!お気に入りに追加!!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード