最近の企業側の解雇手法の傾向について!

新世紀ユニオンが最近経験している経営側の解雇手法に一つの傾向があります。それは以下のような特徴があります。

(1)些細な口実(例えば顧客のクレームなど)で始末書を書かせる。

(2)次に「反省していない」として1か月の出勤停止処分にする。同時に「諭旨退職」として退職届を書くように迫る。書かないと懲戒解雇をする旨通告する。懲戒解雇されると就職できなくなる、と付け加える。

(3)退職届を出さない、として懲戒解雇する。

おそらくこうした手口で退職届を書かせる成功体験がたくさんあると見られる。解雇の口実はどれも些細なものであったり、でっち上げに等しいもので、実は本当の解雇理由は別にある。残業代を請求したことが動機で有ったり、役職者に煙たい存在であるなどの本当の動機がある。

中には上司に積極的に意見具申をしたり、上司の間違いを指摘したりすることで睨まれる人もいる。上司の違法行為を指摘して解雇された人もいる。これらの諭旨退職の口実は質問しても答えないのが共通している。つまり弁明の機会を与えないのが特徴で、裁判になれば敗訴は免れない。

元々企業の方は、このように「諭旨退職」を通告し、「退職届を書け、書かないと懲戒解雇する。そうなると就職できなくなる。」と言えば、全員が退職届を書くと思っている。なぜこうした手法が広がるかと言うと、裁判で負けても和解で「未払い賃金」程度の解決金で辞めさせられる、と考えているからである。

新世紀ユニオンの経験ではこうした解雇裁判での勝利的和解はだいたい賃金の15カ月分ぐらいの解決金になる。しかし勤続が20年以上と長い場合は30カ月分ぐらいに解決金が増える。だから会社に「退職届を書け」と言われても絶対に自己退職で処理してはいけない。

最近はこうした会社側のやり得狙いの退職追い込みに反対して、あえてユニオンに加入し、証拠を作り、退職届を書かず、懲戒解雇になってから裁判で闘う人が増えてきている。自己退職だと退職金が半額になるのが企業側の「狙い目」で、安上がりに「追い込み漁」のような解雇事案が増えているのである。

だから会社に「始末書を書け」と言われた人は、早めにユニオンに加入するようにした方がいい。
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私の経験

 優秀な人ほど出世のライバル視され、たたかれたり陥れられます。つまり、サラリーマンは馬鹿の振りもしなければ生き残れません。
 
 昔は仕事の改善を提案したら認められましたが、今は提案すれば叩かれます。
だから会社の上層に人材がいなくなっています。
 
 上にはあまり賢いところは見せないほうがいいです。

犠牲者

つまり、正義感が強く、清い人間ほど、犠牲になりやすいんですね。
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