岐阜県池田町のフェイスブック投稿で懲戒免職は違法!

岐阜県揖斐郡池田町は5月2日、停職中に旅行に行きその記事をフェイスブックに掲載した行為が地方公務員法違反(信用失墜行為の禁止)に当たるとして30歳の女性職員を懲戒免職にした。この女性は勤務時間外に名古屋市内の接客業の店舗で働き、地方公務員法の兼業禁止に違反したとして昨年11月から6カ月の停職処分を受けた。この停職中に土曜・日曜に県外に旅行し食事の写真・文をフェイスブックに掲載した。(注・公務員といえども最近は非正規化が進んでいる、公務員法の兼業禁止条項は違憲の可能性が強いといえる。)

この事件がテレビのワイドショー等で話題になっているので書くことにする。
まず兼業禁止の処分が6カ月の停職処分であるが、この処分は明らかに重すぎ違法である。多くの会社の就業規則に兼業の禁止が懲戒事由となっているが、勤務時間外は「自由な時間」であり、この時間の二重就職(副業)は本来の業務に差し支えがない限り、原則合法である。公務員であるということを考慮しても6カ月の停職処分は重過ぎる。

昔の公務員への重い処分が今も生きている組織が多い、国立大学などでも6カ月の停職処分が多く見られるが、これらは大半が違法な処分である。現在では出勤停止処分(注・自宅謹慎処分ではない)は最高が5日が大半で、6カ月も停職にされると食うこともできなくなる。憲法は職業選択の自由があり、勤務時間外に副業を持っても自由である。本業の業務に支障がない限り処分することは出来ない。ましてや接客業が卑しいということはない。

従って停職処分中に何処に旅行しようと自由で、まして旅行先での食事の写真をフェイスブックに投稿しても町長のいう「公務員にふさわしくない」と言うことはない。国民には等しく表現の自由があり、池田町の懲戒免職は解雇権の濫用として無効であることは明らかである。

朝のテレビの「特ダネ」でも取りあげていたが、コメンテーターが誰も違法と断言しないので、このブログで取り上げることにした。懲戒免職になったこの女性は新世紀ユニオンに加入し指導を受けながら証拠作りをすれば裁判で勝てるであろう。まず、役場内の異議申立の窓口に有印の書面(コピーをとつておく)で異議を申し述べることが最初に必要なことである。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

私も見ました!

 特ダネの司会の小倉さんは懲戒免職に首を傾けて、コメンテーターの懲戒免職に肯定的な意見に不満そうでしたよ!

私も今日のとくダネを見ていて同じ違和感を感じました。
感情論のオンパレード、法律的な意見は一つも無かったですね
プロフィール

m.kadono

Author:m.kadono
一人でも入れる労働組合「新世紀ユニオン」ではリストラ無料相談を行っています。
平日:9:00~18:00
土日祝:12:00~17:00
(土日祝と17:00以降は要予約)
Tel:06-6452-5833
Fax:06-6452-5677

!!お気に入りに追加!!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード