職場のパワハラ対応で注意すべきこと!

パワハラの加害者は多くが組織の役職者です。権力を振り回すことに喜びを感じる者もいれば、自分のライバルに将来なるかもしれないので保身から潰しにかかる場合や、部下の営業成果を自分のものにするためのいじめもあります。社長表彰を受けた妬みでパワハラを受ける場合もあります。つまりパワハラの動機をつかむことが重要です。

もし自分のミスで怒鳴られた場合は、素直に謝るようにしましょう。誤解から怒鳴られたと思われるときは誤解を解くように穏やかに説明を求めるようにして下さい。意地悪で自分だけ掃除や草むしりを命令されても、おとなしく命令に従うようにして下さい。

よくパワハラの被害者が意地悪な命令をことごとく拒否する人がいます。草むしりを命令されて拒否すれば、それはパワハラではありません。おとなしく草むしりをしてパワハラを完結させることが重要です。労働相談で「上司に土下座をしろと言われた、パワハラだ」という人がいます。しかしその人は土下座をしていません。土下座をして屈辱にたえ、そしてうつ病になれば、慰謝料請求権が生まれます。上司の意地悪を耐えてキチンと証拠を残すようにして下さい。上司のパワハラに怒ってことごとく反抗し、理不尽な命令を拒否し、職場の同僚の支持を失い孤立する例が少なくありません。

上司の理不尽な命令でも、周りの同情や支持を得ることを考えてむやみやたらと反抗することはよくありません。確かに闘うことは大事なことなのですが、ことパワハラ事案では理不尽な命令をおとなしく実行しないと(=証拠をとらないと)パワハラにならないのです。証拠を取り、その後でユニオンの指導で反撃するようにしなければなりません。

政府の助成金を得るために嫌がらせで辞めさせるか、懲戒解雇であれば助成金受給に支障がないのでいじめで退職に追い込む例が増えているのです。ですから懲戒解雇をちらつかせて退職届を出せば退職金がもらえる、出さないと懲戒解雇だ、と迫る例が非常に増えています。

新たに5人雇えば300万円の助成金が3年間もらえるのです。だからパワハラで自己退職に追い込んで新たに雇用することが目的になっている例さえあります。パワハラ事案では証拠を残すことが何より重要なことです。その為に怒鳴られても反抗するのはよくありません。おとなしくパワハラを完結させ、その証拠を積み重ねる、闘うのはその後で行うようにしなければなりません。

もしうつ病になった時は診断書で書かれた期間休んで療養しないと慰謝料を請求できません。うつ病なのに休まず、仕事をしたときは損害がないので慰謝料は取れません。日本の場合アメリカのような懲罰的慰謝料はありません。わずかな慰謝料しか裁判所は認めません。新世紀ユニオンでパワハラで重いうつ病になり長期に休んだ(労災認定の)事案で、(賃金が月20万円の場合で)裁判上の和解でわずか950万円の解決金が最高額です。アメリカなら何億円の賠償額になります。

経営者は労働契約法5条で安全配慮義務(=就業環境配慮義務)があります。もしパワハラがあれば使用者はそれを辞めさせる義務ががあります。もしパワハラで心療内科にかかった場合は、職場でのいじめを具体的に医師に説明して下さい。カルテは裁判でパワハラの証拠になる場合が多いのです。ところが心療内科の医師に職場のいじめが原因だといっさい説明していない人が時々います。パワハラが原因の労災認定はカルテの中に職場の具体的いじめの内容が、重いか軽いかで判断されるのです。うつ病などの原因が職場の環境にあることがカルテに書かれていることが重要なことです。カルテに書かれていないと、違法なパワハラを立証できないことになります。注意して下さい。

なおパワハラの証拠の残し方はユニオンの指導に従い進めるようにして下さい。パワハラが敵対的矛盾になっていない場合は、穏便な解決を目指すことも重要なことです。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

m.kadono

Author:m.kadono
一人でも入れる労働組合「新世紀ユニオン」ではリストラ無料相談を行っています。
平日:9:00~18:00
土日祝:12:00~17:00
(土日祝と17:00以降は要予約)
Tel:06-6452-5833
Fax:06-6452-5677

!!お気に入りに追加!!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード