客観的に事物を見るのが難しいことについて!


「群盲象を撫でる」とか「群盲象を評す」という言葉があるように事物の全体像は一人ではなかなかつかめません。それと同じで職場で自分がパワハラの標的になると、最初は何が起きているか分からず、自分が何か悪いことをしたのではないか?失敗したのでは、と戸惑い、落ち込みます。

そしてパソコンで検索してその回答を外に求めようとする人もいます。自分がパワハラの標的になったのは「ある組織の陰謀だ」「ある宗教団体の陰謀だ」という人が少なくありません。ところがユニオンで相談にのると、職場ぐるみのパワハラが、実は会社の組織的退職強要で有ったりします。ところが本人はそれを認めず自説にこだわり続けます。

ユニオンの側から見ると、仕事の能力や遅刻の多さなどから会社が厄介者として、意地悪で自己退職に追い込もうとしているのですが、本人にはなかなかそれが見えないようです。中には被害妄想的にある国家・組織・団体の原因にしている人もいます。

職場の矛盾関係については本人にはなかなか見えないのです。それは山の中にいると、山の形はよくわからないのに似ています。富士山は遠くで見ると美しい姿がよく見えるのに似ています。ところが相談者は「自分のことは自分が一番わかる」と思いこんでいるので自説にこだわるのです。

だから私は、本人が外因論を展開しても信じないことにしています。本人が職場で排斥の標的になるについては多くは本人に原因があり、また上司に問題がある場合もあります。自分のしかめっ面が不快感を与え意地悪を挑発している例もあれば、営業成績のいいことがライバルの保身を挑発している場合もあります。仕事をさぼったり、陰謀論から同僚や上司の机の中やパソコンを調べたりしていることで逆に疑われていたりします。

仕事が遅い、遅刻が多い、すぐ反抗する、反省しない、などから辞めさせようと上司が引き起こす職場ぐるみの嫌がらせが実は多いのです。ところが困ったことに、本人は「自分は悪いことはなにもなく、理不尽な攻撃を受けている」と考えて、陰謀論を探し出している例が多いのです。

ユニオンが何故必要なのか?それは客観的に物事を分析できるからです。矛盾関係を正しく認識して、初めて問題の解決方法が見えてきます。問題を抱えた労働者にユニオンが必要な理由です。自分の置かれた苦しい立場を理解できる相談者が労働者には必要な時代なのです。
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