「備えてのち闘う」という言葉の意味について!

新世紀ユニオンの事務所の壁に「備えてのち闘う」という言葉が額に入れて飾ってあります。組合員はこの言葉の意味を理解してほしいと思っています。

よく労働相談で上司から「土下座をしろ!」「自分だけ草むしりをしろ!と言われた」パワハラだ。という相談を受けます。それであなたは土下座をしましたか?草むしりをしましたか?と聞くと、していません。その場で上司と口げんかした、と言います。

これではパワハラは成立せず。上司に反抗した、と処分を招くだけです。土下座をし、自分だけ草むしりをして初めて人格権侵害になります。そうなって初めて有印の書面で抗議して、そのコピーが証拠になるのです。つまり「備える」とは人格権侵害の証拠を整えることを指します。

労働者が闘うことは重要なことですが、それは感情的反発の事ではなく、理性的闘いの事だと理解して下さい。特にパワハラ事案ではここで言う「備える」事が何よりも重要なことなのです。
マタハラやパワハラで「退職届を出せ!」と言われたら、翌日ICレコーダーを用意して「社長昨日の退職届を出せ!と怒鳴り付けられた件ですが、いつまでに退職届を出したらいいですか?」と質問すれば社長は巧く行ったと答えます。つまり証拠が後から残せます。

つまりパワハラやマタハラは創意工夫すれば後からでも証拠は残せるのです。職場ぐるみの嫌がらせで退職強要しているとき、これに反発して仕事をサボタージュする人がいます。これは闘いでもなければ、作戦としては愚策です。労働者はどんな時でも能力を尽くして誠実に働く義務があります。いじわるがこたえない振りをして、いじわるが違法行為のレベルまで高まるのを我慢強く待つことも重要なことです。

ところが職場ぐるみの意地悪にことごとく反発して、仕事をさぼったりして新たな攻撃を招く人がいます。感性的反発は感性的反抗であり、闘いではありません。「備えてのち闘う」ようにしなければ闘いは勝利できないことを理解してほしいと思います。
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