拡大する企業の厚生年金逃れ!

朝日新聞の報道によると従業員に資格があるのに事業所が厚生年金に入れていない「加入逃れ」が拡大しているらしい。厚生労働省は未加入者を約200万人と推計しているが、実際にはその何倍もあると見られる。

同報道では建設業界の「一人親方」に仕事を請け負う形が多いようだ。しかし新世紀ユニオンの経験では派遣業界では賃金から年金掛け金を控除しながら実際には年金には加入せず、掛け金をねこばばしている例や、塾など教育業界・訪問健康指導業界等は偽装委託契約の形で年金に加入していない例が多くあるからだ。

このまま厚生年金の未加入が増え続けると年金制度を維持できなくなる可能性が高く、しかも将来年金の無い労働者がたくさん生まれ、治安の悪化や生活保護の増加が避けられない。つまり政府の「働き方の多様化」が年金制度をも破壊しつつあるのだ。

建設業の偽装請負のほか、派遣や教育業の偽装委託契約の見分け方は以下の通り。
(1)仕事に依頼等の諾否の自由の有無
(2)指揮命令の有無、勤務時間・勤務場所の拘束性
(3)当該業務への専属性
(4)経費などの負担の有無
(5)事業所得か給与所得か源泉徴収の有無
等の要素で偽装かそうでないかが分かれます。

しかも解雇問題でも、この偽装請負や偽装委託契約は裁判で偽装を証明しなければならないので問題の解決を難しくしている。企業の意図的な厚生年金逃れを厳しく処罰する法律が必要で、そうしないと厚生年金制度自体がこのままでは崩壊しかねない事を指摘しなければならない。

強欲の資本主義は、法律による社会的規制がなければ資本主義制度をも破壊していくのである。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

高齢労働者さんの御心配、良く分かります。自身がかけた分さえ、貰えないのではと危惧します。

年金が心配

 安部政権が年金資金を株式市場につぎ込んで6兆円が消えたとか?
 その上未加入者を増やしては・・・、本当に年金制度が危ないです。将来年金はもらえるのでしょうか?

真面目にコツコツ頑張る者が損をするこの社会は、明らかにおかしい。ブラックがのさばるこの世の中に、メスを入れなければならない。
プロフィール

m.kadono

Author:m.kadono
一人でも入れる労働組合「新世紀ユニオン」ではリストラ無料相談を行っています。
平日:9:00~18:00
土日祝:12:00~17:00
(土日祝と17:00以降は要予約)
Tel:06-6452-5833
Fax:06-6452-5677

!!お気に入りに追加!!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード