年金資金を株式市場につぎ込むのを止めよ!

国民年金と厚生年金の積立金の半分約140兆円を運用している「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)が6月30日に厚生労働省に報告したところでは、2015年度で5兆数千億円の損失が出ているという。これは昨年中国が人民元を切り下げたチャイナショックが影響し、昨年7月~9月期の損失は7,8兆円だった。

日本の株式は最近イギリスのEU離脱ショックで大きく下落しており、この分の損失はまだ公表されていない。年金資金の積立金の半分を内外の株式購入に充てれば、年金資金が株価暴落で消えていくことになる。しかも例年7月上旬に公表しているのに、今年は参院選挙があるので公表を遅らせているのだから安倍政権は悪辣だ。

労働者が支払い続けた年金資金をトバクに等しい株式市場につぎ込むことで株価を上げるのがアベノミクスであったが、実際には株価は暴落し、国民の将来の年金が当てにできない事態を生みだしている。これでは若い人が年金掛け金を払わなくなるのは当然だ。

多数の年金世代を2人の現役労働者が支えるかの、高齢化を強調する厚労省の説明も労働者は納得がいかない。労働者は働きながら掛け金を定年まで支払ってきたのであり、若い世代に支えられてなど、いないのである。問題は年金基金を勝手に使いまくってきた官僚どもも悪辣さに有る。

問題は、アベノミクスで年金資金を株式市場につぎ込み一時的に株価を吊り上げても、不況やショックで株価が暴落すれば、年金の資金が消えていく事態となっていることだ。将来年金が支払われなくなる不安がある限り、庶民が預貯金を消費回すことなどできないのである。

年金基金は半分を国債などの債券に、残りの半分を内外の株式に運用しているが、今や国債も大きく値下がりする時代なのである。わずかな運用益など一度のショックで吹き飛ぶのだから、年金資金での株購入はリスクが大きく、止めた方がいい。労働者の年金資金を賭博につぎ込まないでもらいたい。参院選挙中だからと損失を隠すのはアベノミクスの欺瞞が暴露されるからなのだ。
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