就業規則について!

まずブラック企業はその多くが就業規則を開示しません。金庫の中にしまっていた会社も有りました。高年法に基づく対策で形だけ就業規則を作成し、一般の労働者には開示せず。労働基準監督署にも届けていない会社もあります。こうした会社は団体交渉をしても就業規則を開示せず。中には労働審判で開示を求めても開示しない企業もあります。

就業規則を読むとだいたいその企業の体質が分かります。やたらと懲戒規定が多く、解雇事項も何ページも並んでいる就業規則もあります。違法賃下げで団体交渉しているのに賃金規程を開示しない会社も有ります。就業規則や賃金規定を開示しないのは泣き寝入りを狙っているので、労働審判や裁判になると経営側の不利は免れません。

就業規則の中にパワハラやセクハラの相談窓口を定めていない会社が有ります。そのような会社では社内にパワハラが蔓延り、デマや中傷が振りまかれ、うつ病の社員が多くいます。またゴマスリが出世する会社が多いようです。

キチンとした会社は就業規則を入社時に手渡しています。企業が就業規則を開示しないのは違法行為をしているからです。そのような企業では残業代が支払われず。有休を取得させず。慶弔休暇でさえ与えない会社が多いのです。

我々が労働相談で、まず手元に就業規則が有るかどうかを相談者に確認するのは、第1にその企業の対質を把握するためです。第2に法律的枠組みを認識するためです。就業規則は労働者が守らないといけないだけでなく、経営者も守らねばなりません。しかし企業がブラック化すると労働条件で労働基準法違反をした方が利益が多いので、意識として就業規則を労働者に見せてはいけない、と経営者は考えるようです。

違法解雇の裁判で敗北経験のある会社の就業規則は、禁止規定や処分規定が逐条的(ちくじょうてき)にたくさん並んでいます。これは学習効果というべきことです。労働者は就業規則とそれに署名している過半数代表者の名前ぐらいは知っていた方がいいです。

労働事案では法律的枠組み(=相撲に例えれば土俵の形)を知っていないと闘えません。それがあるので経営者は就業規則をなるだけ見せないようにするのです。労働者は手元にある就業規則を読んで自分の会社がキチンとした会社か?一度確かめておく方がいいです。多くの労働者が就業規則を一度も読んでいないのですが、これではいけません。
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なるほど。そう言えば、うちの就業規則にも、笑える部分が沢山ありますね。組織のモットーが『綺麗なことを言い、汚いことをする』なので、読んでいて、罰則の所等、『経営者や管理職全員、当の昔に全員処罰やん。』と笑ってしまいます。弁護士さんも、読んで笑っていらっしゃいました。ほんとに笑える就業規則です。
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