労使間の交渉には譲歩・妥協が避けられないこと!

最近は会社側が裁判や労働審判を避ける傾向が強いため、交渉で決着を付ける機会が増えています。もちろん会社側がブラック社労士を交渉に立てて、団体交渉が空転し、労働審判や裁判になる例もありますが、全体として交渉で決着を付ける例が増えてきました。交渉での決着が弁護士費用などを考慮すると安上がりだと、分かってきたことも交渉での決着が増えてきた理由です。

会社側が退職強要で様々な嫌がらせをして来るのは、自己退職に追い込み、新たに雇用することで政府助成金を獲得しようとの狙いがあるため、パワハラ事案は同時に退職強要の事案でもあります。

このような場合、相手の会社は自己退職が条件になり、退職を前提にした解決金で和解することになります。この場合の解決金は、勤続年数の長さ、会社側の支払い能力、会社側が得る助成金額、事案の相場、退職金等によって交渉で決めることになります。

したがって交渉相手がありますので、和解に向け双方が譲歩していくことになります。この交渉にあたってはあらかじめ本人の希望を聞き取って進めることになります。この時ゆずれない条件をあらかじめユニオンに出しておくことが重要です。例えば和解の条件として会社都合の退職とするか?それとも自己退職として金額で(その分=3ヶ月分)カバーするか選択する必要があります。

会社側が政府の助成金を得ている場合、会社都合の退職を認めない例が多くあります。この場合は雇用保険の失業給付を受けるまでの3カ月分の保障を交渉で要求することになります。
つまり和解交渉には譲歩や妥協が避けられないことをあらかじめ理解しておく必要があります。

もちろん新世紀ユニオンでは交渉経過は本人に逐次報告し、意見や希望を聞きながら交渉を進めますので、その時に希望や意見を出すようにして頂きたいと思います。新世紀ユニオンでは出来るだけ不満が残らないように交渉するようにしていますが、同時に相手がある交渉なので譲歩や妥協が避けられないという点を理解していただきたいと思います。
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たしかに退職させたいのはあくまでも企業側の勝手な都合、しかも有能な労働者ほど退職に追い込まれる傾向が強いように見えます。
定年までの毎年の昇給分を加味した賃金全額と満額の退職金を支払わせるのは、当然でしょう。

定年まで一生懸命働こうとしていた労働者に対して、数ヶ月分のはした金掴ませて穏便に丸め込もうとする薄汚い企業は言語道断だと思います。それこそ企業の思う壺、労働者のやられ損な世界。
定年までの毎年の昇給分を加味した賃金全額と満額の退職金を支払わせるべきです。退職させたいのはあくまでも企業側の勝手な都合なのですから。

No title

『新世紀ユニオンでは交渉経過は本人に逐次報告し、意見や希望を聞きながら交渉を進めます』 … とてもとても大切なことです。

本人に報告せず、意見や希望も聞かず、勝手に交渉をまとめるユニオンが、世の中には複数いるようですから。
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