労使間の交渉・話し合いも闘いである!

団体交渉やその後の書面での交渉も闘いである。この交渉の中でよく出てくるのが「謝罪をさせたい」と言う言葉である。しかし交渉の中で謝罪が出ることは無い。謝罪は解決金としてあらわされるとこになる。解決金を支払う側が誤りを認めた事をお金を支払うことで解決するのである。

パワハラや意地悪を受け続けたことへの怒りの気持ちは理解できるが、それへの謝罪が「解決金」として表現されると考えて下さい。甲が乙に解決金***万円を支払う、との和解合意書条項は謝罪の意思をお金に変えた事であることを理解して下さい。

それと和解交渉が山場に来ると相手側は最後通告を文章に認めてきます。それは「最大限の譲歩」という表現で示されることが多いのです。それを拒否すると相手側は交渉を打ち切り、裁判所の調停に持ち込むことが有ります。かって話し合いで100万円で合意しかけたのを本人が拒否し、調停で1カ月分で和解したことがあります。つまり交渉が山場に来たのを理解せず。交渉を潰せば事態は振り出しどころか、最悪の結果に導くことになると言うことです。

とりわけ解雇事案でもない交渉では相手の譲歩のうらに隠された攻撃を読まねばなりません。交渉が最大限の譲歩と認め得るときには、こちらも譲歩しなければならないのです。これが私が話し合いも闘いだと言う意味です。こうした時期に「外野」の書き込みや、一時の怒りに流されて最大限の譲歩を拒否する危険を指摘しなければなりません。

とりわけ会社側の回答が相場を大きく超えている場合は、回答にこちらも誠意で答えるのが労使関係のルールです。もし回答が相場を下回るときは、回答を拒否することもありですが、和解交渉の難しいところは、解決金額を決める要素が(1)受けた被害を償うものかどうか?(2)勤続の長さ(3)会社側の支払い能力(4)証拠がたくさんあるか、少ないか?(勝利的和解か?敗北的和解か?)の4つが有り、これが解決金額を決定する要素であり、いたずらに交渉を長引かせ、ごねたら金額が増えるわけでもありません。

つまり交渉での解決は互いに譲歩して初めて解決できるのであり、譲歩を嫌うのでは交渉での解決は難しく、費用がたくさんいる裁判か、もしくは調停しか無くなることを念頭に入れておかねばなりません。特に「最大限の譲歩」を拒否すると裁判官が悪い印象を持つので裁判や調停で最小の解決金で終わることになります。今後多くの組合員が和解交渉に臨まねばなりません。以上を参考にして下さい。
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でも、自分はやっぱりお金は一銭もいらないから、相手に謝罪させたい。土下座させたい。マスコミにばこんばこんに叩かれて欲しい。それだけです。
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