会社の攻撃の結果の離婚の慰謝料は請求できるか?

労働相談で少なくない相談なので書くことにしました。
会社での上司のパワハラでうつ病を発症し休職した。その結果家計が苦しくなり夫婦仲がこじれ離婚になった。会社に慰謝料を請求できないか?また会社の出向命令が出た時、一児の妻が育児ノイローゼであったので介護が必要なので出向を取り消してほしいと会社に言ったが取り上げられず、単身赴任で出向した結果、離婚する羽目になった。会社に慰謝料を請求できないか?といった相談が増えています。

会社側の理不尽な攻撃で家庭が不和になるわけですが、だから離婚の慰謝料を会社に請求できるか?ということですが立証が難しいのです。会社が離婚に追い込んだことの因果関係を立証できません。夫への会社・職場での人事異動やパワハラを、夫婦が団結して互いに助け合ってしのいでいる御夫婦も実際に多いのです。

幼い子供がいて、妻が病気で看護が必要な時、それを理由に単身赴任を拒否すれば、拒否を理由に会社が解雇すれば、裁判で勝てる可能性は高いのです。介護を必要とする家族を抱えている人は出向を拒否できるからです。しかし出向を受け入れたのは本人の意志であり、会社は家族間の内容は知らない、というスタンスを取ってきますから、妻の診断書を提出していたか?それでも出向を強いる経営上の必要性があったか?強要されたことを立証できるか?となると難しいのです。

問題は、夫が会社内で攻撃の対象になっていることを夫婦間で相談し合い、団結して対処することができておらず。夫のうつ病を怠けだと妻が間違って解釈したり、単身赴任は夫に女ができたからと妻に間違った解釈をされるような、夫婦間の意思疎通の無さが問題であるように思います。

日本の男性は職場でのパワハラや業務命令を妻と話し合わない人が案外多いので、夫婦間で誤解が生じる原因のように思います。会社と労働者の間が敵対的矛盾になった場合は闘争でしか解決できません。泣き寝入りで出向を受け入れると、それは看護の放棄となったり、収入の低下となって、家庭という人民内部の矛盾をことさら敵対的にしてしまう結果離婚になるのです。

つまり敵対的矛盾は闘争でしか解決できず。泣き寝入りすれば矛盾は家庭内で激化し、夫婦間を敵対的な矛盾にしてしまうのは、夫婦間の意思疎通に努力しない日本人の男性の特徴からくるものです。上司のパワハラを夫婦で支えあって乗り越えている御夫婦も少なくないことを知ってほしいと思います。矛盾の処理をキチンとできないことが問題だと知る必要があります。

しかし退職強要している社長が独断で社員の奥さんに面会し、家庭内の内部矛盾を激化させることで退職させようと策動する例も中小企業にはよく見られる特徴です。夫婦間を不和にすれば退職させられると考える愚劣な社長が多いのです。ですから職場での矛盾関係を夫婦間で日頃から話し合っておくことが重要だと私は思います。内部矛盾は話し合いで解決できるのです。
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No title

男性は一家の大黒柱である事が多く、『男』と言う立場から、家族に心配をかけまいとして、職場でいじめにあっている事を、家族に話せないでいる気持ち、凄く良く判ります。
でも、病気になったり、自殺をしたりしたら、家族はもっと心配し、悲しみます。
以外に、女は強いですよ。
こんな目に遭っていると、話して見て下さい。
もしかしたら、御自身より怒り、大きな力になってくれるかもしれません。
夫婦は、戦友であるべきだと私は思っています。
どちらかがしんどい時は、もう一人が支え、代わりに頑張ればいいのです。
家族皆で痛みを分かち合って、支え合えばいいのです。
でも、それが、やっぱりどうしても難しい人には、この新世紀ユニオンが、何でも相談し、つらい気持ちを吐き出し、泣ける場所になればいいなと思います。
前にいた組合で、奥さんが相談の電話をしてきたと、みんなが笑った場面に遭遇しました。
私は、それの何がおもしろいのか?と、悲しくなった事をふと思い出しました。組合に相談の電話が出来る人は、まだ強い人なのです。
それさえ出来ないで、一人孤独に苦しみ、もがいている人の方が多いと思います。
男だから、女だから、とか、関係ありません。
つらい時は、家族に、組合に相談して欲しいと思います。
必ず解決の糸口が見つかる筈です。
卑劣なブラック組織、会社の為に、離婚や家庭崩壊なんてして欲しくありません。
そう強く思います。

仕事の事は家庭には持ち込まないことだ・・などと昔はよく聞かされたし自分自身も部下に言った記憶も有ります。
組織が大きければ大きいなりの小さければ小さいなりの環境の違いから諸問題の性質も変わって来ると思いますが、サラリーマンとて家庭に取ってはある意味経営者であり夫婦とはその良きパートナーでなければならないという事をしっかりと認識しなければならない時代になって来ていると思います。
この殺伐とした日常はしばらくの間続くでしょう・・
それ故に夫婦の会話や情報の共有は委員長のおっしゃる通り不可欠だと心からそう思います。
最近では会社で「こんなことされた」が笑い話になるときが有ります。
厳しい現実の中で家族は真の味方だと最近つくづく思います。
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Author:m.kadono
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平日:9:00~18:00
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(土日祝と17:00以降は要予約)
Tel:06-6452-5833
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