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パワハラの相談で多い相談者の誤解について!

会社の幹部に「辞めろバカが!」「ボケが!」などとパワハラされた、慰謝料を取れるか?との相談が多くあります。

人格権を侵害する発言であっても、それでうつ病になり仕事を休み、損害が明らかであれば慰謝料を請求できます。しかし暴言を言われただけで慰謝料が取れるわけではありません。

裁判では暴言の録音が必要ですし、被告会社は必ず「パワハラではない、指導だ」と主張してきます。録音できていなくても暴言を具体的に書面で指摘し、こうしたパワハラは止めて欲しい、と通知しておけば証拠になります。それでパワハラが止む場合もあります。しかし逆にパワハラが激化する場合もあります。

自分がパワハラの標的になる理由をキチンの理解することが重要です。解雇しようとしているのか?それとも営業にハッパをかけているだけなのか、が重要なのです。退職強要であるならそれへの対処が重要ですし、相手の狙いを知った上でパワハラをやめさせる方法を考えないといけません。

ただ暴言を言われた、というだけで相手の狙いを分析できていない例が多くあります。職制の中には指導能力がないので「暴言」で営業の尻を叩く手法をとる人もいれば、自分の憂さ晴らしで「怒鳴りつける」無能な職制もいます。また退職勧奨のつもりでパワハラ発言を繰り返す管理職もいます。相手がなぜパワハラを繰り返すのか理由を分析することが重要です。

ハラスメントでは(1)業務上の必要性(2)違法目的の有無(3)労働者の不利益、を基準に考えます。また会社には就業環境配慮義務(労働契約法5条)があります。ですから自分が管理職の誰にパワハラを受けていることを訴えると、会社はその違法なパワハラをやめさせる義務があります。

ところが会社の反撃が怖いので闘いを拒否する人が少なくありません。違法なパワハラであっても日本は慰謝料が少ないので裁判でペイしない例があるので、すぐ裁判という訳にはいかず。団体交渉や書面でパワハラをやめるよう要求することから始めざるを得ません。つまり日本では暴言を吐かれたからと言ってアメリカのように高額の慰謝料が取れるわけではないということを知って欲しいと思います。解雇になるのが怖いので闘えない人は、パワハラを解決できない事は明らかです。違法な暴言に怒りがあるなら闘うべきなのです。
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下の名無しさん

どうもご回答有難うございます。

下の方さん

少なくとも5から10万くらいはとれるでしょうね。

暴言で慰謝料

「辞めろバカが!」「ボケが!」と上司が暴言を吐いた件で裁判すれば慰謝料が約1万円ほど取れます。あるいは数千円か?ですが裁判費用や弁護士着手金で30万円以上いります。
これではとれるとは言えませんね。日本の裁判の慰謝料は安すぎです。

労働問題に興味がある人

へぇ〜、そうなんですね。知らなかったです。私も委員長の言うとおり損害が出たら慰謝料請求出来るものと思っていました。もう少し勉強してみます。

下の名無しさん、ちなみに、「辞めろバカが!」「ボケが!」このような暴言単体を言われ、慰謝料、どれくらいとれるのですか?ぜひ教えて下さい。

>人格権を侵害する発言であっても、それでうつ病になり仕事を休み、損害が明らかであれば慰謝料を請求できます。しかし暴言を言われただけで慰謝料が取れるわけではありません。

そんなこと無いですよ。暴言単体でも不法行為として慰謝料とれます。
もう少し勉強して下さい。
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