患者殺人事件を隠蔽した上ヶ原病院!
新世紀ユニオンではこれまで病院職員への情報提供を呼び掛けていましたが、寄せられた情報は、3階病棟で患者の酸素吸入チューブが切られて、患者が亡くなった「殺人事件」とするもの、また患者はなくなっていないとする「殺人未遂」とするものがあり、不確定な情報でしたので、時間をかけてさらに正確な情報を求めてきました。
最近信頼できる筋から、詳しい内部情報が寄せられました。それによると患者の吸入パイプが切られ、それによって患者が亡くなったのは事実で、担当看護師が犯罪を疑われて取り調べを受け、その看護師は弁護士と契約し防御するも、職場で疑いの目で見られ、悔しい思いをしたので辞めていった。亡くなった患者は「病死」として、病院は事件を隠蔽した、というものでした。その後も上ヶ原病院は職員達にこの事件の詳しい説明もせず隠しています。3階病棟では「こんな病院は辞めたいが、今辞めたら疑われるから辞められない」という人がたくさんいるそうです。
新世紀ユニオンでは、正看護師の資格を持っ組合員のAさんが上ヶ原病院で長年いじめられ、指導もせず、2年以上も助手の仕事をさせられ、団交後の詰所会で吊るし挙げられ、重いうつ病を発症し、病院を追い出された経緯があり、今日まで「上ヶ原病院をまともな病院にする」運動を展開してきました。特に上ヶ原病院のパワハラ看護師集団がモンスター化し、悪質ないじめを繰り返してきたこと、その矛先が患者にまで及んでいることから強い警鐘を鳴らしてきました。
病院側は、朝礼や面談で、当ユニオンの「委員長のブログを見るな」「新世紀ユニオンは病院を潰そうとしている」「ブログへの書き込みをするな」などと新世紀ユニオン批判の宣伝を繰り返してきたが、今回の事件が示すものは、誰が病院を潰そうとしているかは明らかです。上ヶ原病院は表向き患者数に対し、実際の看護師は一人で規定以上の患者数を担当させられ、その為忙しく、バイタルサインを手抜きし、「ナースコールにも出るな」と指導されています。今回の事件は、病院が看護師のハラスメントを禁止せず、それどころか放置しており、その為看護師集団のハラスメントの矛先が患者に向けられたと見るべきであろう。上ヶ原の師長達は「ヒヤリハットは辞めさせるのに便利なのよね!」と常日頃語っているほどハラスメントを人事に利用している。
西宮警察の、病院の出入り口にカメラを設置した外部犯行説に立つ捜査は、見当違いもはなはだしいと言わねばなりません。複雑な病院内部の情報がない外部者にはできる犯罪ではなく、だけが見てもハラスメント体質が生みだした内部犯行であるのは明らかです。問題は看護という弱い立場の患者の医療に携わる病院が、殺人に等しい犯行を隠蔽する体質であり、むしろこの隠蔽体質が生んだ犯罪というべきだ。
新世紀ユニオンが把握している、上ヶ原病院の数々の違法行為(1)薬事法第24条第1項違反(2)麻薬及び向精神病薬取締法違反(3)診療報酬不正請求(4)入院患者が廃棄を依頼した薬の使い回し(5)差額ベット料金の不正な患者への請求(6)労働条件の明示義務の違反(7)就業規則の周知義務の違反(8)残業代の未払い(サービス労働)、など上ヶ原病院の多くの違法行為とパワハラの酷さが示すのは、樹徳会・上ヶ原病院の経営の愚劣さと、悪評を示している。このため大江理事長は念願の西宮市長選への出馬も諦めざるを得なかった。
新世紀ユニオンでは現在、上ヶ原病院の不当労働行為で兵庫県地労委に救済を申し立てており、現在調査が進んでいます。上ヶ原病院の看護師集団のパワハラは「指導」の名で、また「ヒヤリハット」を口実として行われるなど、常軌を逸したレベルに達しています。また新世紀ユニオン潰し、排除、の攻撃も続けられてきました。現在新世紀ユニオンでは上ヶ原病院のパワハラ看護師に対する「慰謝料請求訴訟」や看護師会への「懲戒請求」を検討しています。
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