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その国の資本主義の発展は特徴がある!

イギリスは最初に資本主義が発展しました。紡績工場の原料と労働力を賄うために封建領主(のちの資本家)たちは「囲い込み運動」で農民から土地を取り上げ羊を放牧し、農民を労働者にしました。(こうした労使関係そのものの歴史的形成を経済学では「本源的蓄積」といいます。)農業を続けたいイギリスの農民たちはアメリカに移民しました。

彼らは5大湖周辺の工場で働き、お金が出来たら幌馬車と農具を買い西部へ西部へと土地を求めて移住しました。これがアメリカの西部開拓時代です。5大湖周辺の工場ではこのため労働者が不足しました。工場主たちは南部の農場の黒人奴隷を労働者にしたいと考えました。こうして奴隷解放の政府の政策をめぐり、アメリカで南北戦争が起きました。アメリカにおける資本主義の本源的蓄積は奴隷解放であったのです。

さて日本では島国ゆえに戦国時代が徹底的に闘われました。人口が戦国時代に4分の1減少しました。こうして武士階級の支配する完成された封建制度が出来ました。徳川家康は大名の妻子を江戸に人質として住まわせました。こうして江戸は一大消費都市として100万人が住まう当時世界一の都会となりました。江戸時代の終わりごろには何万両、何百万両も蓄積した大商人がたくさんいました。封建制の体内から日本資本主義が発展しました。これが明冶になり日本が近代国家として急速に発展する経済的基礎(資本の形成)です。

日本資本主義は、官製の紡績工場から始まりました。始めの労働者は若い女性(元武士などの子女)が女工として働きました。明治時代の「女工哀史」が示しているのは、日本資本主義が始めから女性労働者を犠牲にする資本主義だということなのです。これが日本資本主義の特徴です。(これは明治維新が中途半端な革命であったからかもしれません)現在でも他の先進国と比べて、日本の女性の社会的地位が低く、女性は安上がりの補助的労働力として、景気の安全弁として扱われてきました。出産・育児・家事・介護が主に女性の負担となり、その犠牲の上に男性労働者の長時間労働が成り立っているのです。日本資本主義は女性を犠牲にする男女差別を特徴とする非民主的資本主義なのです。

新世紀ユニオンがリストラとの闘いの上に、新たに女性労働者への差別に反対する闘いと外国人労働者問題に取り組むのは、日本資本主義の特徴が女性労働者を犠牲にする社会システムであり、今度は外国人労働者を犠牲にしようとしているからにほかなりません。日本経済が長期の停滞に陥っているのは男女平等の社会ではないからです。日本の女性は世界一の学歴を持つ優秀な人材なのに、育児・家事・介護が社会化されていない為に、多くの女性労働者が定年まで働けないのが現実です。民主的でない社会は、少子化を深刻化させ、経済が停滞します。日本の社会問題を解決せず、外国人の労働者を安上がりの使い捨て労働力に利用するのは恥ずかしいことです。
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