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アメリカの若者が社会主義に惹かれるわけ!

アメリカの貧富の格差は日本の比ではない。1%の富者が富のほとんどを独占している社会だ。とりわけ税金のかからないタックスヘイブンに金を隠すことで、課税から逃れ、富の再分配ができなくなった。こうした傾向は世界全体の傾向でもある。

国際援助団体オックスファムの調べでは2017年に生み出された富の82%がわずか1%の超富裕層のポケットに入る。下位50%の37億人は1円も収入が増えていないという。

とりわけアメリカの学生は、大学を卒業しても借金がたくさん残り、仕事もない。主要な工場が人件費の安い海外に移転している結果だ。大学を出ても行くところが無くて、多くの若者がテント村や自動車の中で生活している。彼らは革命以外に生きる希望を見出せなくなっているのだ。

こうしてアメリカの多くの大学生が社会主義を学習するようになった。アメリカの野党の民主党は、半分が社会主義者になり、分裂状態だ。だからトランプが再選を勝ち取る可能性が高い。

アメリカの金持ちは税金が安い、金持ちたちが集団で「私達に増税しろ」と叫ぶぐらいだ。富めるものがますます富み、貧困なものは全く夢が無い状態なのだ。アメリカンドリームは過去のこととなった。

そうすると人は「平等な社会をどのように作るか」を学ぼうとする。社会主義ソ連が崩壊し、「もう社会主義を心配しなくて良い」と、アメリカの金持ちたちは強欲の資本主義へと舵を切った。強欲の資本主義は1%の金持ちが99%の貧乏人を支配する社会だ。金持ちに高い税金を掛け、福祉を充実するようなことは社会主義が滅んだ現代では必要ない、というのが1%の金持ち達の論理だ。

毛沢東は「革命が西から東へと移動している」として「東風が西風を圧倒する」と名言を残した。革命の風は東へ、日本を通り越してアメリカに移行したようだ。アメリカは人類初の先進国革命の国になるかもしれない。

これまで人類はロシア革命・中国革命を経験した。しかしこの両国は資本主義が遅れていた国だった。だから両国の社会主義は官僚独裁に変質し、挫折した。資本主義がもっとも発展しているアメリカで、若者たちが「社会主義しか無い」ことに気付いたことは、実は人類にとって重大な社会科学の面での進歩なのだ。

日本も福祉を切り捨て、金持ちと大企業に減税し、消費税に切り替えて格差社会化に舵を切ったが、まだアメリカほどではない。若者に仕事もある。だがこのまま貧富の格差の拡大が続けば、日本の若者も、アメリカのように社会主義に希望を見出すのかもしれない。

日本では、雇用の非正規化で労働者がもっとも搾取強化で貧困化している。非正規労働者こそ一番団結を必要としているのだが、しかし日本の労組組織率は今も下がり続けている。アメリカの若者たちに最も学ぶべきは、日本の労働者なのかもしれない。「何事も極まれば反転する」強欲の資本主義は資本主義の最後の鐘を鳴らし始めたのかもしれない。
#貧富の格差 #富の再分配 #アメリカンドリーム #社会主義 #アメリカの若者
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マルクス曰く

資本主義・自由主義が行き着いた先が今のアメリカだとすると、社会主義・共産主義に転換していくんでしょうか。
中国がやってるような一党独裁の自由経済?
マイケルサンデルとかが言う資本主義下の共同体主義社会?
今の私達が本当に必要とする新しい思想、社会の体制の出現が待たれるところではないでしょうか。
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