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ブラック企業を放置することが利益になるのか?

日本の労働法制は罰則が無い、あったとしても適用されることが無い。つまり努力義務が特徴だ。働いても賃金を払わない。アメリカなら「賃金窃盗犯」で逮捕されるが、日本では誰も咎める者はいない。だから残業代を払わない企業が増え続ける。賃金を払わないで解雇する手口まで現れた。生活に困窮する労働者には労組に加入して闘う経済的余裕もない。

強欲の資本主義はブラック企業を増やし続ける。社会保険もない非正規雇用が増え続け、日本の社会の劣化が止まらない。自由経済における競争条件は違法なことをする企業が有利だ。だからブラック企業が勝ち組になる制度だ。

「規制緩和」や、「多様な働き方」や、「労働の流動化」の名で進められた非正規化は日本の労働者の労働条件を悪化させた。安上がりの外国人労働力の利用は、企業に短期的に見て利益かも知れないが、省力化投資、設備投資をする必要が無く、日本の生産性は下がり続ける。先進国の中で、日本の生産性は最低となった。

それでも日本政府は労働組合を敵視し、裁判は反動化し、ブラック企業の違法行為が勝訴する始末だ。ブラック企業を増やし続けるのが日本の国益となると信じているようだ。しかし私に言わせればフラック企業を放置することは日本の国家社会にマイナスでしか無い。その理由は以下の通りだ。

①企業が違法行為で超過利潤を得られるようになると、設備投資で生産性を上げて競争にうち勝つことをしなくなる。当然生産性は上がらず、したがって国際競争力も低下する。

②労働条件の悪化・雇用条件の悪化は日本の労働者の就労意欲を削ぐことになる。賃金の低下は長時間労働で収入を増やそうと昼間さぼり、「生活残業」を増やすことになる。日本の長時間労働はますます生産性を低下させることになる。

③消費税増税(=法人税減税)と実質賃金の低下は、個人消費の継続的低下を引き起こし、国民総生産を縮小再生産のサイクルへと巻き込むことになる。

④社会保険も年金もない非正規労働者の増加は、社会を劣化させる。結婚もできない世代を多く作りだした。将来年金制度ですら破壊することになるであろう。少子化は民族の将来をも成り立たなくさせるのだ。

⑤日本はデフレスパイラルに陥り、三等国家に転落しつつある。格差の拡大で詐欺師稼業が急増した。所得格差・男女格差・貧富の格差は拡大するばかりだ。

資本主義は自由競争(=公平な競争条件)が生産性を高め、社会を豊かにするはずであった。ところが強欲の資本主義は一%の金持ちが大半の富を握り、貧乏人がますます貧しくなる社会だ。政府がブラック企業を放置したおけげで、日本はますます住みにくく(=働きにくく)なっている。政府はなぜにブラック企業を放置するのか!国費を私物化し「桜を見る会」で仲間を接待する前に、やるべき仕事をすべきであろう。
#ブラック企業 #生産性の低下 #強欲の資本主義 #非正規雇用
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