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労働争議とは相手がいる闘いである

労働相談でよく相談者が「勝てるか?」と聞いてくる。相談者の話は、あくまでも相談者の主観であり、使用者側には彼らなりの判断がある。「証拠がある」と言うが実際にはその証拠がピント外れであったりすることもある。労働者が雇用を守りたいと思っていても、企業の方が排除以外受け入れない場合もあります。つまり労働争議は自分の願望を政策に替えてもうまくいきません。

会社側の表向きの解雇理由と、実際に解雇を決断するに至った本当の理由が隠れていることがよくあります。裁判で労働者側の違法行為が突然出てくることも少なくない。切り札を相手に握られていて、しかもそれをユニオン隠している人がたまにいます。

会社が更衣室をビデオで隠し撮りしていて、盗みの動かぬ証拠があっても、違法な証拠取集は初めから主張できない。だから他の解雇理由を作り上げることがある。また労働者が会社に隠れて会社と同じ事業の会社を作り、その仕事をひそかに社内でしていたのを、手紙をひそかに開封して会社が把握していたということもありました。このような場合、それが違法な証拠収集であっても民事(の労働裁判)では切り札の証拠になる。

つまり労働相談では、労働者は自分の都合のいいことしか言わない傾向がある。負ける時はこうしたことが多い。はじめから不利なことも知らせておいてくれれば、違法な証拠収集は証拠能力がない、と闘うこともできるし、和解で終わらせる選択もできる。しかし隠しておくから不意打ちを食らい、訴訟を取り下げることになったりする。

組合員の側がユニオンの戦術を受け入れない場合も多い。それで負ける場合もあるが、そのような人に限って負けた理由をユニオンのブログのせいにする。私に言わせればユニオンに加入したらユニオンの戦術を実行して初めて「勝てる」のであり、そのことを前提にして勝てるかどうかが決まるのである。だから「勝てるか?」という質問には「相手があり、相手がどのような証拠を握っているかによる」としか答えようがない。

つまり労働争議には勝ち負けを左右する要素がいくつかある。
(1)会社側の解雇理由が違法である場合、解雇権の濫用と判断できる場合
(2)労働者側に仕事上のミスや違法行為がある場合、それが解雇に値するか、濫用でないか。等を見なければなりません。これらを判断するのが証拠です。
証拠には、本人が隠し撮りする場合と、ユニオンが争点を把握し、絞り、争点を証明する内容の証拠づくりがあります。

つまり証拠づくりの側面から見ても、物事には段階性があり、多面性があるということです。ですから、労働者は企業側から攻撃を受ける前から、必要な知識を学び、証拠を残していく日常的な心構えと、備えが必要であり、雇用を守るためには、初めからユニオンに加入しておくのが一番いいのです。ユニオンに都合の悪いことを隠しておくのはリスクが高いと心得てください。つまりユニオンは困ったときの「駆け込み寺」「なんでもや」ではなく、労働者を守る砦であるということです。
新世紀ユニオン新ホームページ
♯駆け込み寺 ♯闘いの段階性と多面性 ♯解雇権の濫用
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