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パワハラ裁判で注意すべきこと!

新世紀ユニオンではこの数年間多くのパワハラ事案に取り組んできました。その経験から上司のパワハラでうつ病になり、治癒して就労可能の診断書を出し、いざ出勤となると本人がパワハラが怖くなり、精神的に出勤できなくなる事態が起きるときがあります。

このような時、ユニオンでは復帰する職場の上司を移動させるよう書面で求めましたが、会社が拒否し、結果は本人が就労拒否で解雇になり裁判も負けました。最初新世紀ユニオンは復帰してパワハラの録音を取るよう指導しましたが、本人が拒否した結果負けました。パワハラ裁判で録音なしには裁判は闘えません。もう一件もうつが治癒した後で「交通費がない」と出社を拒否し、結果解雇になり、裁判で負けました。

執拗な悪意あるパワハラで精神疾患になると、病気が治癒した後で再度パワハラを受けるのが怖く、精神的に不安になり出社できなくなる場合がままあるのです。この2件とも男性社員でした。パワハラ裁判の場合どちらかというと女性の方が断固としているように感じます。

パワハラされるからと、精神疾患が治癒しているのに出社しないと「使用者の責めに帰すべき事由による就労不能」とは言えないのでノーワーク・ノーペイの原則が適用され、敗訴することになります。この2件ともユニオン加入時に確認すると「パワハラの録音がある」とのことでしたが、実際には録音は間接的なもの、あるいは決め手になる録音ではありませんでした。

解雇裁判では労働者の側が就労の意思があるのに、会社が解雇したとして就労を拒否した時、未払い賃金請求権が生まれます。パワハラによる精神疾患から職場に復帰するとき、本人が「再びパワハラを受ける」と就労を拒否すると、それは解雇を招くことになります。しかもパワハラの証拠もない状況では裁判は避け、退職を前提に調停を行う方がいいように思います。ユニオン関係者は参考にしてください。
#ノーワーク・ノーペイの原則 #パワハラ裁判 #未払い賃金請求権
新世紀ユニオン新ホームページ
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パワハラで争う

複数地域で「ブラックユニオン」との闘いが、進んでいるようです。

市井のユニオン(特にブラック)はパワハラをネタにし宣伝で騒ぎ立て、必要ない合意退職に持ち込み、専従らが解決金から20%以上もの拠出金を取ろうとする。

しかし新世紀ユニオンはパワハラを争い、さらに再発防止策と実行を確認させた上で、組合員を勤続させる事に取り組まれる。素晴らしい姿勢です。

結果としてはその通りだろうとは思いますが、パワハラによる休職からの復帰に際しては使用者側の配慮はあって然るべきと思います。裁判所や労働委員会もそのあたりの個別具体的な事情をより汲んでくれたらよいのですが…

心情は理解できますが

再びパワハラされるのではないか、ましてや休職した事に対し報復的な不利益措置されないか心配になるものですね。
確かに加害者との隔離は必須ですが、まあしませんね・・・。

 復帰の時は加害者は排除すべきです

 パワハラでうつ病になったときは、復帰に当たっては、加害者を移動させるべきです。
 しかし現状はそれをしないため、パワハラを怖れ、精神的に復帰できなくなるのですね。困ったことです。
 この点が「パワハラ防止法」施行でどう変わるのか?みたいです。
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