産業の空洞化で失われるもの!

タイの洪水被害で驚いたのは進出日本企業の多さだった。これはタイだけではない、ベトナムやインドネシアやバングラデシュ・スリランカなどに日本の中小企業が集団で海外進出しているのである。
資本力のない中小企業の場合は海外への進出は国内拠点の閉鎖につながる。国内の中小企業の廃業が多いのはこのためであるらしい。
東日本大震災の被災地の中小企業に中国や韓国の工場誘致の誘いも多く、日本の中小企業の技術が今急速に流出している。産業の空洞化はモノづくり日本を支えていた優秀な中小企業を他国に奪い取られることでもあるのだ。
海外進出を促しているのは円高であり、安い労働力であり、将来日本の電力料金の値上げが確実となったこと、さらには日本市場がデフレで縮小していることなども影響している。
大企業が海外に出るので下請けも仕方なく部品工場を海外に作ることになる。
こうした結果日本は今急速に雇用が失われているのである。これではデフレが一層進むことになる。
無視できないのは、企業が超過利潤を、海外の安い労働力で獲得しようとするあまり、科学技術を生産に生かし、新製品開発や生産性を上げる努力を放棄しつつあることだ。
この反映なのか、最近無料労働相談で研究職のリストラの相談が多いのである。酷い場合は研究所の廃止や研究部門の大幅な縮小が目立つのである。
いま日本企業は熱にうなされたかのように海外に進出し超過利潤獲得に狂奔しているが、その結果日本企業の長所で有った高い技術、高い性能、高い開発力を失いつつあるように見えるのである。
海外進出で企業は目先の利潤は増えるだろうが、その結果日本企業は失ってはならないものを失いつつあることを指摘しなければならない。雇用が失われ、技術がうしなわれ、開発力さえ失いつつあるのだ。
政府は産業の空洞化を傍観していては駄目だということを指摘したい。
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テーマ:経済 - ジャンル:政治・経済

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