技術流出招く亡国のリストラ経営!

労働相談を受けていて危惧を感じるのは、日本企業の最近のリストラ策が研究分野に重点を置いていることである。有能な研究者を「あなたの仕事がない」として今、多くの研究者が職場を追い出されている。

有能な人材ほど上司にゴマをするなどの社内遊泳術が苦手で、自己表現もできない。ところがこうした技術者ほど
特殊な技術分野に精通し、技術開発の核となる人材なのである。

そうした人材が今多くリストラされ、その多くが韓国や中国の企業に雇用され、日本の技術がリストラのたびに海外に流出しているのである。技術者は自分の能力を高く評価してくれる者のために働くものである。

こうした日本から韓国や中国に出ていく人材が、日本の企業を上回る製品開発を行っていると言われている。日本企業は自社の技術者への評価と待遇を再検討する時期に来ている。しリストラも考え直す時に来ている。

労働力の安い海外に生産拠点を置けば、簡単に超過利潤が得られることが、企業が技術開発への意欲を失う原因である。しかしこれでは日本企業は国際競争で韓国や中国の企業の後塵を拝することになる。すでにそうなっていることを知るべきであろう。

我々は早くから日本企業が、リストラで失ってはならないものを失っている事を、何回も指摘してきた。すでに日本企業が韓国企業に負けつつある原因を真剣に分析すべきであろう。そうすれば日本企業がリストラで優秀な技術者を海外に流出させていることがわかるであろう。

今日本の企業が進めている研究分野のリストラの誤りは「亡国のリストラ」と呼ぶべき愚行であることは明らかである。
新世紀ユニオン執行委員長 角野守(かどのまもる)
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テーマ:労働問題 - ジャンル:政治・経済

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