労働者と経営者の関係を正しく認識する重要性について!

経営者は労働者を働かせることで新価値を手に入れる。この手に入れるというのは搾取するという意味です。資本主義では労働者は働かせてもらえないと生きていけません。

労働者と経営者はどちらも相手を必要とし、配分(搾取率)では対立しています。このような関係を「対立面の統一の関係」といいます。

普段は対立の側面は本質的ですが見えません。経営が悪化したり、賃下げ等で利益を増やそうとすると統一の関係が(副次的で)見えなくなり、敵対的関係が本質的で主要な関係となり見えるようになります。

リストラとはこの「対立面の統一の関係」の本質的対立が表面化することなのです。ところが、解雇が迫っている労働者に内容証明を送ることを進めると「そこまではしたくない」と答える人が少なくないのです。

これは敵対的関係が主要な側面として表面化しているのを認めたくない表れです。認めなくても敵対的関係ですから解雇は出ます。この時に敵対的関係を理解しても証拠を残す点ではすでに遅れを招いています。

労働相談で、解雇が迫っているのにユニオンに加入してまでやるつもりはない、という人が多いのは、労働者と経営者の敵対的関係を理解できていない事に原因があります。経営者に対する甘い幻想があるのです。

この幻想が解雇の裁判闘争で証拠を準備する障害になることが多いのです。「対立面の統一の関係」ですから敵対的関係が本質的であり、これが表面化すると、闘うことで矛盾を解決するしかありません。

ところがこの敵対的関係を理解できない人は、会社に幻滅して自分から辞めていくことになります。これが「泣き寝入り」です。この解決方法が経営者には一番安上がりな解決なのです。

泣き寝入りして経営者を喜ばせるか、それとも違法解雇を咎め裁判で大金を取るか、この違いは、労働者と経営者の「対立しつつ統一している関係」の本質は敵対的関係だということを理解しているかどうかの違いなのです。
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テーマ:労働問題 - ジャンル:政治・経済

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