伊藤製油のAさん解雇の動機は社内労組の脱退表明!

 三重・伊藤製油の幹部は四日市商工会議所の役員を歴任している。伊藤製油(株)の社員のAさんは忠実で優秀な営業マンであった。Aさんは社内労組が支配介入され家畜化しているので、「信用できないから辞めたい」と労組に述べると、なぜか会社の部長が出てきて、Aさんは様々な脅迫で慰留された。その後、Aさんは自らしばらく社内労組に残留したのだが、部長は「説得して撤回、残留させた」と虚偽を社内で報告、Aさんは「騒ぎを起こした」とし冬期賞与の減額、そして翌年度の昇給も「会社がひきずっている」と凍結され、報復人事を受け続けた。

 会社が設立以来2度目65年ぶりの赤字決算を計上した年に、赤字を自ら垂れ流したうえで、責任を部下に転嫁した営業部長を御用組合は追及さえしない中で、不利益扱いを必死に訴え続けたAさんが目障りだと、このブラック企業は口封じのため配置転換を命じた。根拠など尋ねたら突然、「自宅療養」命令。そして雇用契約の当事者でもないAさんの奥さんを、解雇をちらつかせて強引に会社に呼びだし、Aさんを別室に待機させた上で奥さんを監禁し「ご主人を職場復帰させるには、忠誠心が要る」などなどAさんの奥さんに屈服を求めた人権侵害を行った。

 その後の経過で、伊藤製油がいきなりAさんに諭旨解雇を通告し、退職強要とその追認を図った際、上司は逃げて取り合わず、御用組合の書記長Mは『会社は弁護士と相談し、正当な決定をした。方針には反対しない』と述べ、会社の利益を代表し、Aさんはやむなく地元のユニオンに加入。すると『ユニオンから団体交渉の申し入れが来た』だけで、なんと伊藤製油は解雇を撤回した。最初から違法解雇のデタラメぶりであった。

 伊藤製油の汚さは、これに懲りず、執拗に解雇をやり直すべく策動した事だ。団交ほか様々な理由を並べ立て、御用組合を交えAさんに攻撃し続け、むりやり懲戒解雇を実現した。その理由に、上記4年前の抗議と求釈明のメールを取り上げて、上司を『誹謗中傷』と強弁し、解雇理由とした。Aさんを誰が監視しているのか、確認するために、社用車を撮影するポーズをしたら、なんと社長(=商工会議所の元副会頭)が出てきて『(写真を)どこに載せるんや』『アンタの携帯みせて』と何度も手を出して執拗にAさんに迫ったのを、拒否したのが直接かつ深刻な解雇理由とされた。

不当労働行為や意思を確認する事に、不法・違法はない。会社が欲しかったのはAさん解雇の理由であり、それはどのようにでも捏造できるということをこれらは端的に示している。
 御用組合の代表者は『諭旨解雇の時は、情報がなかった』とごまかし、Aさんに『経験不足で、何も出来ない』と言い訳し、一方で会社の一部門、すなわち労働者支配の道具として、解雇に貢献した。

 そして伊藤製油は、その後の地位確認訴訟でも、当ユニオンの委員長のブログを津地裁に「原告が虚偽の事実を吹聴」、「作成者:新生活ユニオン」とユニオン名を間違えて証拠提出したが、当労組には何が虚偽なのか、訂正して欲しいのか削除して欲しいのか?連絡さえない。裁判に勝てれば事実などこの会社には関係ないのである。一方で「Aさんが本ブログで、会社の名誉を棄損」、「ブログは全てが名誉棄損」と嘘を並べ、他方で「入社から解雇に至るまで、不当労働行為は一切していない」と嘘を主張した。ブログに事実でないことが書いてあるなら当労組に「事実」を示して訂正なり削除を求めれば、いいのだが、全て事実なのでそれもできなかった。

主要な解雇理由には、交通事故と病気でAさんが休んだ時、キチンと届けているのが、不当にもこじつけで無断欠勤にされた。医師は病名や傷の所在が明らかでないと診断書は書かない、検査結果が遅れて、診断書提出が遅れたのが「無断欠勤」とされた。こうして裁判は、完全な反動判決となった。裁判ではなぜかAさん解雇の動機について弁護士は触れなかった。「司法の腐敗」と口にはしても、その意味を身をもって実体験した人は、さほど多くないのではないか。社内労組を批判して脱退を表明したら、会社から嫌がらせの標的にされて解雇されるのが伊藤製油なのである。

この事実が示しているのは、社内労組が労働者支配の道具と化しているので、Aさんの「労組を脱退する」との表明は、すなわち会社への攻撃と受け止められたということだ。Aさんは知らぬうちに「トラの尾」を踏んだのである。当然にも労働組合法ではユニオンショップでない限り、脱退は自由である。社内労組脱退は、他の社外労組に加入することと表裏一体の問題なので、労組脱退を理由にAさんを攻撃した伊藤製油は不当労働行為を犯したのであり、Aさんへの解雇は動機から見て、明らかに解雇権の濫用である。しかし日本の裁判所は当然にも会社の味方なので、こうした労働者の論理が通用しない場合が多いのである。

これが四日市の名門企業・伊藤製油の内実である。違法・不当にでっち上げで会社に忠実な労働者を排除する会社が「名門」だというのだから笑わせる。伊藤製油はきっと「愚劣企業の名門」なのだろう。

今月の新世紀ユニオン交流会のご案内!

組合員・サポーターの交流会で互いの経験を学び、励まし、いい交流ができるようになりました。
交流会の継続を希望する意見が多いので今月も開催します。

労働者の経験交流は、組合員の闘いの経験を自己の経験でだけでなく、間接経験を通じて豊富にし、労働者としての理論を高め、人間として互いに学び合う経験交流の場となっています。

これまで参加しなかった人も是非参加して仲間との団結を確かめてほしいと思います。互いに支え合い、支援し合って困難を克服して、雇用を守るために交流会に参加して下さい。

<今月の交流会>
*日時 ・7月21日(土曜日) 午後1時~
*場所 ・ 新世紀ユニオン事務所
*アルコールは禁止です・飲み物はユニオンで用意します。お菓子等の差し入れは歓迎します。

*参加希望者は、準備の都合がございますので、委員長までメール下さい。

新たに組合員が不当解雇されました。また現在闘いを継続している組合員も多くいます。これから闘いを開始する人もいます。遠慮せず経験交流に御参加下さい。

労基法20条に基づく解雇は正当か?

労基法20条(解雇の予告)の条項は「使用者は労働者を解雇しようとする場合においては少なくとも30日前にその予告をしなければならない。」としています。困ったことに、経営者が早とちりして「労基法第20条に基づく普通解雇だ」と解雇して来るアホな経営者が少なからずいます。

労基法20条をたてに普通解雇できると信じることは完全な間違いです。解雇は正当事由を要し、これを欠く解雇は解雇権の濫用として無効となります。これを解雇権濫用法理(労働契約法16条)と言います。つまり労基法20条は解雇予告手当を記してあるが、だから解雇が自由にできるというものではありません。

解雇権の濫用法理とは裁判所の判決を踏まえて戦後の長い闘いの中で確立されたものであり、労働契約法第16条は「解雇は客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合には、その権利を濫用したものとして、無効とする」としており、「労基法20条に基づく解雇だから闘ってもダメだ」などというおめでたい経営者が未だに多くいることは不思議な事です。

また解雇と同時に1か月間の出勤停止にすることも誤りで、出勤停止処分と解雇処分の2重処分は違法です。同じ理由で2度処分するのが違法だということを知らない経営者が多く、最近解雇された労働者が同時に1か月の出勤停止にされる事が多いのは、法律を知らない弁護士が指導しているのか、バカな社労士が指導しているのか、のいずれかです。

労基法20条(解雇の予告)の条項に基づき1カ月分の解雇予告手当を払えばいつでも合法的に解雇できると信じることは、訴訟で始めから敗北することを意味しています。労基法を読んで労働契約法を読まないアホな経営者が少なくないのです。時には経営者側弁護士がわざと間違いを指導して、裁判で儲けようと考えるようで、その結果「労基法20条に基づく解雇だ」と経営者が自慢げに叫ぶ姿はもはやマンガです。自分の弁護士に騙されている経営者が少なくないのです。

照明設計会社の社長に付いての情報提供のお願い!

この会社の社長がイエスマンにならない女性社員(当ユニオンの組合員)を解雇した事で、元社員・現社員などから情報提供を募集します。解雇した社員に付いてほかの社員にどのようなデマを振りまいていたか?お知らせください。

この社長は、雇用主としての強い地位を利用し、次々社員をパワハラで辞めさせることを繰り返しています。どのような嫌がらせをして辞めさせたかお知らせください。また社長には奥さんや子供がいるのに、ほとんど家には帰らず、ミナミにマンションを所有し、女あさりをしているそうです。この点の情報もお願いします。本ブログへの書き込みでは被害者が20名もいるそうです。

社内で顧客が来訪している前で、社員といちゃつくそうです。この社長の行っている行為は不倫であり、社長の地位を利用したパワハラです。嫌がらせで退職強要します。また被害者の女性に付いては、被害者は社長に対し慰謝料請求ができます。新世紀ユニオンまで情報を提供してください。

新世紀ユニオンでは、社員全員に残業代を払うよう書面で会社に要求しました。しかし社長からの回答は有りません。既に辞めた人でも残業代を請求できます。残業代の時効は2年です。辞めた方でも時効になっていない分については残業代を請求できます。当ユニオンまで相談して下さい。また管轄の労働基準監督署に相談するのもいいでしょう。

新世紀ユニオンは今回の違法解雇を撤回するまで闘いを続けます。読者・支持者の御協力をお願いする次第です。

少子化問題へのニ階幹事長の大間違いの認識!

自民党のニ階幹事長が26日東京都内で講演し「子供を産まない方が幸せじゃないかと勝手なことを考えて(いる人がいる)」「皆が幸せになるためには子供をたくさん産んで、国で栄えていく」などと述べて、あたかも子供を持たない(持てない)家庭を批判したとも取れる発言をした。(27日付け朝日新聞)。

政権政党のトップであるニ階幹事長が、日本の働く女性がどのように扱われているかすら理解できていない事に愕然とする。日本の女性労働者が安上がりの使い捨ての景気の調節弁として扱われており、その女性が妊娠したと言うだけで約2割の企業が退職強要や解雇を行っており、また4割ぐらいの企業が正社員から非正規に変えさせる現実がある。

女性が仕事を続けようとしたら子供を産めない現実があるのに、その事を与党・自民党のトップが理解せず、あたかも「子供を産まない方が幸せじゃないかと勝手なことを考え」ているかの発言はアホとしか言いようがない。

日本の雇用政策は家事・育児・介護を女性の肩にかぶせて、男性労働者を長時間労働で搾取するというものであり、女性はやむえず離職させられている現実がニ階幹事長には見えていないのである。女性が子供を産めば保育所が少ないため離職に追い込まれている現実が自民党には見えていないのである。日本の女性労働者への差別を合法化する手段として正規雇用と非正規、一般職と総合職を設け、職制や雇用形態で差別を合法化していることも指摘しなければならない。

日本の女性は学歴は世界一なのに、その能力が生かせないのが日本の遅れた社会なのです。真に男女平等にすれば日本の経済成長は欧米のトップになれるのです。問題はそれだけではなく、女性の職場ではいじめやパワハラが酷く、精神的暴力で退職に追い込まれる例も多くあります。つまり女性がその職業的能力を存分に発揮できず、働きつつ子供を産み育てる環境も整っていない現実があります。

自民党がいつまでも少子化問題を解決できないのは、女性を取り巻く環境を全く理解していないからであることを指摘しなければなりません。安倍首相は「女性が活躍できる社会にする」というだけで、実際には何もしませんでした。しないはずです、自民党は少子化の原因を「子供を産まない方が幸せじゃないかと勝手なことを考え」ている、と考えているのですから、話にならないのです。
プロフィール

m.kadono

Author:m.kadono
一人でも入れる労働組合「新世紀ユニオン」ではリストラ無料相談を行っています。
平日:9:00~18:00
土日祝:12:00~17:00
(土日祝と17:00以降は要予約)
Tel:06-6452-5833
Fax:06-6452-5677

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